最終日は、畑で○○体験!
2泊お世話になった宿を離れ、一行はバスに揺られます。
到着したのは「ニラ畑」
参加者の皆さんに軍手と鎌が渡されると、ニラの束を掴み、鎌で一気に刈り取ります。
摂りたての新鮮なニラの香りは爽やかで、盲導犬ユーザーの皆さんも刈り取る感触と香りを感じながら、収穫を楽しんでいました。
「雑草も一緒に刈り取ろうとしているよ!」そんな風に笑って教えあう声も聞こえてきます。
ニラと共に向かった先は…。
収穫したニラをバスに積んで向かった先では、本日の昼食づくり。
最後の食事のメニューは、餃子です!
もちろん今日の昼食づくりも盲導犬が一緒です。
盲導犬たちはすっかり待機モード。
まずは収穫したニラを刻むところからスタート。
盲導犬ユーザーも調理がしやすい様ハサミも用意されていましたが、ほとんど全員が包丁を使ってニラを刻んでいきます。
日常的に料理をする盲導犬ユーザーはもちろんお手の物。
男性陣も、この機会にと、包丁にチャレンジ!
皮に包む作業では、餡の量や、ひだのつけ方を手や指で確認しながら進めます。慣れない作業にユーザーの皆さんも真剣な表情。
皮も薄いので、感触を確かめながら、丁寧に包んでいきます。
包み終わった餃子は、厨房の本格餃子鍋で焼かれ、良い匂いと共に完成です!
朝採れのニラが盛りだくさんの餃子ですが、食べてみるとあっさり爽やか。
今日も食とお酒が進みます。
他のグループの餃子と食べ比べしながら、味の違いも楽しんでいました。
最後は別れを惜しみながら…。
盛りだくさんの2泊3日。
盲導犬ユーザーと行動を共にするのが初めてのファンクラブの方は、最初は緊張した様子でしたが、帰る頃には歩行のサポートからお料理のサポートまで楽しく一緒に取り組んで下さいました。
訪問先のスタッフの皆さんも、最初は説明の仕方に迷っていても、最後にはユーザーの皆さんと楽しくおしゃべりされていました。
そして何より、皆が少しずつ溶け込んでいき、最終日には本当に仲良くなっている様子を目にしてとてもとても嬉しかったです。
盲導犬ユーザーの皆さんからも、沢山の嬉しい声を頂きました。
「犬もいるし、旅先で温泉があってもなかなか自分は入ろうと思えなかったから、温泉に浸かれてうれしかった。」
「視覚障がいのある自分に、まさか鎌を渡されるなんて思っていなかった(笑)。驚いたけど、とっても嬉しかった。」
「体験型の旅行って自分たちではなかなか出来るものではないから、楽しかった。」
「浴衣を着て、盲導犬と一緒に座敷で夕食をとれて良かった!」
「楽しすぎて帰りたくない!!」
今回の旅で盲導犬ユーザーが気持ちよく体験が出来た各施設には、もちろん「エルくん熊手ステッカー」をお渡ししました。
参加された盲導犬ユーザーやファンクラブの方を見て、「お手伝いしましょうか?」の声かけを広めること、そして盲導犬ウェルカムの輪が広がっていく一番のカギは、盲導犬ユーザーの皆さんが実際に出かけて、楽しく過ごすことであると、強く思いました。
今回の旅は、私たちスタッフにとっても本当に楽しい思い出になりました!
これからも、盲導犬ユーザーと、そして皆さんと一緒に、楽しく盲導犬ウエルカムの輪を広げていきたいと思います。
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盲導犬応援プロジェクトvol.8「楽しむ!」が盲導犬ウェルカムの輪を広げる!~前編~の記事はこちら
テキスト:通販部リーダー 岩間