2026年2月、盲導犬ユーザーとファンクラブ会員の皆さま総勢61名、23頭の盲導犬と一緒に、バスツアーを開催しました。
日頃から盲導犬を応援してくださるファンクラブの皆さまは、私たちにとって一番身近なサポーター。その皆さまと盲導犬ユーザーが同じ時間を過ごす交流の機会として企画したイベントです。
富士宮市の盲導犬育成施設や観光牧場を訪ねながら、笑顔と会話が自然に広がる一日となりました。
募集開始と同時に満員に。期待とともにスタート
ご案内を開始すると、ユーザー、ファンクラブ会員ともに募集はすぐに満員に。
日頃から盲導犬を応援してくださっている皆さまの関心の高さを感じる、うれしいスタートとなりました。
当日は、盲導犬ユーザーのアテンドを希望された会員さまが、初めて会うユーザーとペアになって一日を過ごします。
少し緊張した空気もありながら、ツアーがスタートしました。
アイマスクで挑戦! バター作り体験
最初に訪れたのは、観光牧場「富士ミルクランド」。
ここでは、アイマスクを付けてのバター作り体験に挑戦しました。

材料の入った容器を振りながら、「そろそろかな?」と音を頼りに出来具合を確かめる参加者の皆さん。
見えない状況の中でも自然と会話が生まれ、ペア同士の距離も少しずつ縮まっていきます。
完成したバターを、アイマスクを付けたまま試食する方も。
お互いに感想を伝え合いながら、出来立ての味を楽しんでいる様子が印象的でした。

その間、盲導犬たちはというと……。
足元で静かにお休み中。
盲導犬にとって、こうして落ち着いて待機することも大切なお仕事のひとつです。
にぎやかな会話のそばで、パートナーがそっと寄り添う可愛らしい姿も見られました。

ランチでは、料理の位置を時計の方向で伝える「クロックポジション」を体験しました。
クロックポジションとは、料理の位置を時計の文字盤にたとえて「8時の方向にごはん」「4時の方向にお味噌汁」といったように伝える方法です。

参加者同士がごちゃまぜになって同じテーブルを囲み、ファンクラブの皆さまはユーザーから盲導犬との日常の話を聞いたり、共通の話題で盛り上がったりと、和やかなランチタイムとなりました。

食事のあとは、お土産を選んだりジェラートを楽しんだりと、牧場での時間をそれぞれのペアで満喫している様子も見られました。
盲導犬のことを知る、学びの時間
続いて訪れたのは「盲導犬の里 富士ハーネス」。
盲導犬のデモンストレーションを見学しながら、盲導犬の仕事や育成の流れについて学びます。
さらに子犬棟や繁殖棟など施設についての説明も受け、盲導犬がどのように育っていくのかを知る機会となりました。
参加された皆さんは、職員の話に耳を傾けながら熱心に見学されていました。

ここでも自由時間には、お土産選びで大盛り上がり!
施設内の盲導犬サポートSHOPでは、ユーザーが目当てのものを購入できるようサポートする参加者の姿も見られました。

一緒に過ごした一日の終わりに
帰る前には、その日の思い出にと、初めてペアになったユーザーとファンクラブ会員同士で写真を撮る姿があちこちで見られました。

解散後も、同じ方向へ帰るユーザーと参加者が連れ立って帰ったり、駅で偶然再会したユーザーに会員の方が声を掛け、一緒に帰る場面もあったそうです。
朝は少し緊張していたペアが、自然に言葉を交わし、笑顔で別れていく姿。
その様子がとても印象的で、私たちにとっても心強い光景でした。
一緒に楽しむことが、理解への一歩
盲導犬ユーザーと、日頃から盲導犬を応援してくださっているファンクラブ会員の皆さま。
同じ時間を過ごし、一緒に楽しむことで、自然と理解が深まっていく・・・。そんな一日になったのではないかと感じています。
盲導犬サポートSHOPファンクラブは、年に一度募集している会員制度で、お買い物を通じて私たちの活動を一番身近で支えてくださっている皆さまです。
応援企画やチャリティーグッズの開発にもご協力いただいています。
いつも応援してくださる皆さまに、盲導犬をもっと身近に感じていただきたい。
そんな思いから企画した今回のバスツアーでした。
参加された皆さまにとっても、私たちにとっても、心に残る一日になったことをうれしく思います。

盲導犬を応援する仲間は、全国に広がっています。
次はあなたも、ファンクラブの一員として参加してみませんか?

テキスト:岩間
愛玩動物飼養管理士、ドッグライフカウンセラー。元家庭犬ドッグトレーナー。
お空組に仲間入りした2頭の愛犬たちとの生活は、今でも人生の糧になっている。




















