目の病気を患ったスタッフに何かできないかと思った時、盲導犬へ関心が向いていました。
真剣なまなざしで胸の想いが語る中島社長
―中島社長。このペンダントに込めた想いを教えてください。
やはり、「目の見えない方も触って楽しめるペンダント」これに尽きます。触れて、想像して、音で感じて貰う。そして、目の不自由な方だけでなく、そのご家族やワンちゃんも一緒に着けて頂くことで、「絆」を感じて貰う。そんな物を発信できたらと思っています。
―なぜ「盲導犬」デザインのものを作ろうと思ったのですか?
やはり、社内に目の病気を患ったスタッフが居たのが大きいです。
病気が進行していくのを知り、「何かできないか」そう思った時、自然と盲導犬へと関心が向いていました。その時盲導犬総合支援センターと出会って、こういったコンセプトのペンダントを作りたいと思ったのです。
―なるほど。スタッフの皆さまの盲導犬への想いが大きかったのですね。
そうなんです。
そうそう、触って楽しんで頂ける部分は、ハーネスや胴体の凹凸だけではないんですよ。四肢を動かすことが出来る様にしたので、ポーズを変えてお座りや伏せの姿勢も取れるので、より楽しんで頂ける作りになっています。
お座りのポーズもお手の物!
目の不自由な方は、盲導犬と歩むまで、犬に触れたことの無い方も多いと聞きました。
このペンダントを通して、犬のカタチを知ってもらい、少しでも犬に親しみを持って頂けたら嬉しいです。
このホイッスルペンダントを通じて、微力でも社会に貢献したい。そんな想いでひとつひとつ作っています。実はペンダント制作のお話が始まってから完成する日まで、半年以上の時間が掛かっているのです。
沢山の時間と、沢山の人が関わっていますが、その分時間に代えられない沢山の人の沢山の想いが詰まったペンダントです。
●取材を終えて~編集後記~
今回は、なかなか見ることのできないジュエリーの製作現場を見学させて頂きました。
製作現場って面白い!と感じると共に、本当に沢山の方が関わって、そして沢山の手間や時間をかけて一つのものが出来上がっていると実感しました。
沢山の日人が関わって大切に育てられる盲導犬と、どこか似ている気がします。
皆さまも是非この子たちを迎えて、いつも一緒にいてあげてください。
精巧な作りのペンダントに、きっと盲導犬がもっと身近に感じるはずです。