盲導犬応援プロジェクトvol17~一緒に楽しむ!しおじりの旅~
投稿日:2020年01月17日

11月、行楽シーズン真っ只中の長野県塩尻市。
昨年大好評だった「しおじり遊び」が、今年も開催されました!
塩尻駅には、昨年を大幅に上回る、22名の盲導犬ユーザーと21頭の盲導犬が降り立ちました。

そしてもちろん、盲導犬サポートSHOPファンクラブの会員様の姿もあります。
盲導犬ユーザーと一般の方が一緒に楽しみ過ごす中で、盲導犬ユーザーへのお手伝いの方法も自然に広まってほしい。
そんな思いで、五感をフルに使いながら皆で楽しめる体験型ツアーが、今年も開幕です!

自分でもぎって、秋の味覚を堪能!

秋の長野といえば、リンゴが思い浮かびますね。
今回のツアーでまず向かったのは、様々な種類の実がなる、リンゴ農園。
入口で農園の方にレクチャーを受けると、思い思いにリンゴ狩りを楽しみました!

農園の方と向かい合って説明を聞く盲導犬ユーザーたち

「あのリンゴが美味しそう」「この種類を食べてみたい」
盲導犬ユーザーも、ペアになった方と一緒に美味しそうなリンゴに狙いを定め、リンゴ狩りを楽しみます。
中には、より陽にあたった甘いリンゴを求めて、なんと!
脚立を使って高い位置にあるリンゴの収穫にチャレンジするユーザーも!!

果物狩りの醍醐味は、もぎたてをそのまま食べること!
自分でサッと皮を剥いてリンゴを頬張るユーザーに周囲の方は驚いていましたが、様々な工夫をすることで、自分で料理をする方も沢山いらっしゃるんですよ。

ベンチに座りリンゴを楽しむ盲導犬ユーザー

樹齢50年を超えるぶどうのお味は…?

盲導犬ユーザーには、もちろんお酒が大好きな方も沢山います。
リンゴ農園の次に向かったのは、創業100年を超える老舗「五一ワイン」のワイナリーです。

五一ワインの看板前に立つユーザー

ワイナリーの方からの詳しい説明があったり、樹齢50年を超えるメルローの木を触ったり、ワインになる前のぶどうを試食したり…
貴重な体験が盛りだくさんで、ワイン好きのユーザーはもちろん、普段はあまりワインを飲まない方も大満足♪

ぶどうの木を触る盲導犬ユーザー

夕食は、秋の信州を丸かじり!

夕食には、今年ももちろん豪華なしおじりの味覚がずらり!

和食の懐石料理がテーブルに並ぶ

盲導犬ユーザーもファンクラブ会員様も、私たちスタッフも一緒にテーブルを囲み、ワイワイ楽しいお食事のはじまりです。
ユーザーの皆さんにもより楽しんで頂ける様、食事の前には旅館の方にお料理の説明をして頂きました。
素材や調理方法、味付け等の説明や、香りに想像を膨らませ、信州の素材をふんだんに使った美味しいお食事を心ゆくまで堪能しました。

座敷で食事をするユーザーの後ろ姿。座敷の後ろには盲導犬が寝ころぶ

もちろん、お酒も進む進む!
参加者の皆さまの距離がグッと近くなる、楽しい時間となりました。

2日目の朝は、ドッグランから♪

旅館にはドッグランが併設されていた為、2日目の朝は、盲導犬たちが貸し切って、ドッグランを駆け回りました!
朝から元気いっぱいの盲導犬に、ユーザーの皆さまも大喜び。

広場を駆け回るブラックラブとイエローラブの盲導犬

リンゴジャム作りは、男性陣も大活躍!

2日目も、体験型のメニューで楽しみます。
まずは、信州の美味しいリンゴを使った、リンゴジャム作り。

包丁を持ちリンゴをカットする男性ユーザー

普段はあまり包丁を持たない!?男性ユーザー陣も、リンゴカットにチャレンジしました。リンゴを煮詰めている間には、味見をしたり、香りを楽しんだり、煮詰まってきた中身の重さを、ヘラで実感したり…。
ここでも五感を使って皆で楽しみました。

鍋にリンゴを入れるユーザー

パートナーのユーザーが熱心にリンゴを切っている最中、盲導犬たちは…。
足元でのんびり。

ユーザーの足元で寝転がる盲導犬

この様に待つことも、盲導犬の大切なお仕事のひとつです。

完成したジャムは、それぞれが持ち帰ります。
甘すぎず爽やかで、とっても美味しいお土産となりました♪

フィナーレはそば打ち&昼食!

昨年大好評だったそば打ち、今年もやりました!
2日目も後半となると、参加者の皆さまもすっかり打ち解けています。
ユーザーとファンクラブの方同士「これで合っているのかな?」と相談しながら、どのテーブルもワイワイ盛り上がっていました。

ファンクラブの方がそばの器を持ち、ユーザーがこねる

混ぜて・こねて・切る!

シンプルな作業だからこそ、チーム毎の個性が出るようですが、自分たちで打った出来立てのお蕎麦は、どれも格別でした!

楽しむことで、盲導犬応援の輪が広がる!

楽しい昼食が終わると、しおじり遊びも終わりです。
2日間一緒に楽しんだ盲導犬ユーザーとファンクラブの皆さまは、旅の感想を話しながら別れを惜しんでいました。

盲導犬ユーザーと行動を共にするのが初めての方は、初めは緊張した様子でしたが、帰る頃には楽しくお話しながらサポートしている様子を見ると、私たちスタッフもとても嬉しく感じました。

「お手伝いしましょうか?」の声かけ、そして盲導犬応援の輪を広めていくカギは、ユーザーの皆さんが実際に色々なところへ出かけて、楽しく過ごすことであると思っています。

これからも、盲導犬ユーザーと、そして皆さんと一緒に、楽しく盲導犬ウエルカムの輪を広げていきたいと思います。

塩尻駅周辺に集まる盲導犬ユーザーの皆さん

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テキスト:通販部マネージャー 岩間

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