IMALUさん~盲導犬ユーザーさんとワンちゃんトークを楽しみたい!
投稿日:2018年07月05日

タイトル

IMALUさんから盲導犬応援メッセージをいただきました。

ペットロスがきっかけで被災犬の保護施設でボランティア

今まで3頭のウェルシュ・コーギーと暮してきましたが、1頭目のルルを亡くした時は、ただ後悔という言葉しか浮かばず、ペットロスに陥りました。もっと色んなことができたのにとか、あの時ああすればよかったなど。

そこでルルへの恩返しの気持ちとして、福島の被災犬や東京の保護犬たちが暮らすシェルターにボランティアに行きました。この活動を通して感じたことは、犬と暮らすことはペットショップで子犬を購入する方法だけが全てではないんだなって。シニア犬を家族に迎えるという選択肢もあるんだって、そんな風に考えるようになりました。

イマルさんと愛犬バルー
IMALUさんと現在暮らしているウェルシュ・コーギーの女の子、バルー。

車椅子で走り回るスーに教えてもらった大切な事

子供のころから動物が大好きな私にとって、犬は家族でもあり、友達でもあり、そして大切なことを教えてくれるパートナーでもあります。

2頭目のコーギー、スーは、脊髄の病気で後ろの脚が麻痺して、車椅子生活を送ることになりました。もし私自身がこのような状態になったら、「なんで私は、こんな病気になってしまったのか」「これから私はどうしたらいいのだろう」ときっとネガティブな事ばかり考えてしまうと思います。

でもスーはすぐに現状を受け止めて、車椅子に乗ったまま猛スピードで大好きなボールを追いかけたり、家の中では前脚だけで「おやつちょうだい」って元気に動き回ったり。病気になってもいつも前向きな姿でいる彼女に、「犬ってすごいな~」と教えられるものがありましたね。

ユーザーの柳さんと談笑するイマルさん
犬のあるある話で終始盛り上がっていた盲導犬ユーザーの柳さんとIMALUさん。

愛犬とのお別れを経て思うこと

1頭目のルルとのお別れで経験した後悔の念を、もう二度と繰り返したくないという気持ちから、スー、そして現在一緒に暮らしているバルーとの関係性は、ますます深まりました。犬との暮らしが、どんどん面白くなるというか。これもやっぱりお別れを経験していなければ、こういう気持ちにはならなかったと思います。

それだけ犬との関係性が充実していたので、2年前にスーが旅立った時は、ルルの時と違って「ごめんね」ではなく「ありがとう」の気持ちのほうが、ずっと大きかったです。犬とのお別れを体験してから、本当の意味での犬との暮らしが始まるのかもしれませんね。

盲導犬エレムとイマルさん
ハーネスを外した盲導犬エレムをマッサージ。エレムも気持ちよさそう♪

ボランティア活動が身近にあったカナダでの暮らし

中学生の時に短期留学でカナダにホームステイしたのですが、その時お世話になったホストファミリーが、犬好きの私のために、近くの保護犬シェルターに連れていってくれたのです。こういう施設がすぐ身近にあることに、当時驚きました。

その後、カナダの高校に通ったのですが、卒業に必要な単位として一定の時間、ボランティア活動をするというカリキュラムがあるのです。つまりそれだけ、ボランティア活動が日常生活に浸透しているのですよね。
盲導犬エレムとイマルさん

日本においても、東日本大震災以降、ボランティア活動が広がっていますが、それでもまだまだどんな活動があるのか、なかなか知る機会が少ないように感じます。私も含めて何かお手伝いをしたいという気持ちを多くの人が持っていると思うので、ボランティアについてもっと学べるイベントなどが増えたらいいですね。

子供の時に楽しみだった盲導犬募金箱

子供の頃、母と一緒に百貨店に行くたび、そこに設置されている大きな盲導犬の募金箱に小銭を入れる事が、すごく楽しみでした。(笑)

また、同じく子供の時の思い出として、母(大竹しのぶさん)が盲導犬のお話のドラマに出演する機会があったのです。その時、母と共演するワンちゃん見たさに撮影現場に行って、そこにいた黒ラブに大興奮した事を今でもしっかり覚えています。でもその子たちは、盲導犬ではなく、タレント犬なんですけどね。(笑)

バルーを抱っこするイマルさんとユーザー柳さん、盲導犬エレム
IMALUさんも柳さんもお互いこの日会えることを心待ちしていたそうです♪

今後どこかで盲導犬ユーザーに出会ったら

私自身、補助犬の中で、盲導犬はいちばん聞き馴染みがあるので、昔から関心は高かったのですが、知識については正直なんとなくしか知らなかったです。ハーネスをつけている時はお仕事中だから、触ってはいけないとか、その程度でした。

でも今日、盲導犬ユーザーの柳さんとお話して、盲導犬は信号の判断ができないことを初めて知りました。またハーネスを外して、おうちですごしている時のエレムは、一般家庭にいる元気でやんちゃなラブラドールと変わらないと聞いて、すごく面白かったです。

「盲導犬に話しかけてはいけない=ユーザーさんにも話しかけてはいけない」という、勝手なイメージを今迄は持っていたのですが、これからは街でユーザーさんに出会った時、同じ犬と暮らす者同士としてワンちゃんトークをしてみたいですね。
イマルさん、バルーとユーザー柳さん、盲導犬エレム
エレムと自撮りするイマルさん
自分のスマホでエレムとの2ショットを撮影。

プロフィール

イマルさん宣伝写真
1989年生まれ。 語学を学ぶためカナダの高校へと留学。帰国後、ファッション誌でモデルデビューした後、タレント としてTVや雑誌でマルチに活躍中。2017年4月から新プロジェクトLULU Xとしてアーティスト活動開始。6月にはミニアルバム「Do I」を限定配信し、iTunesエレクトロニックチャートで1位を獲得!

<テレビレギュラー>
毎週月曜日「かわいいアニマル大集合!どうぶつのじかん」(BS-TBS)
隔週火曜日「スイッチ!」(東海テレビ)
毎週水曜日「Break Out」(テレビ朝日)
隔週土曜日「ゲーム★マニアックス」(BSアニマックス)

<ラジオ>
毎週火曜日「Tresen」(FMヨコハマ)
AMラジオ「まるごとIMALU」※奥山コーシンさんとダブルMC

IMALUさんのインスタグラム @imalu_0919
IMALUさんのツイッター @imalu0919

インタビューを終えて取材後記

取材が終わってしばらくした後に、IMALUさんから嬉しい声が届きました。たまたまIMALUさんが乗った新幹線で盲導犬ユーザーの方を見かけたそうです。

今回の取材でユーザーの柳さんとお話をした後に、改めて盲導犬ユーザーさんと対面すると、関心の度合いが以前とは大きく変わりましたという内容でした。

取材中「どんなお手伝いをしたら、ユーザーの皆さんは嬉しいですか?」と柳さんに質問していた時のIMALUさんの真剣な表情が、すごく印象的でした。
chiaki
取材:デザイナー セツサチアキ

撮影協力:DOG DEPT CAFE 玉川店

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