盲導犬応援プロジェクトvol.10~盲導犬ユーザーが教えてくれた小さな物語 第1話~
投稿日:2019年01月08日

盲導犬ユーザーが盲導犬と歩くことで出会えた嬉しかったこと、胸が熱くなったことを小さな物語にしました。

第1話は、盲導犬ユーザー、板嶌さんと盲導犬フレアのお話。

20代の時に徐々に視野が狭くなる網膜の病気が発症した板嶌(いたじま)さん。最初は白杖で歩いていましたが、元来好奇心旺盛の性格もあり、もっとアクティブに出かけたいという思いで、
盲導犬フレアと歩き始めました。そんな板嶌さんとフレアの小さな物語です。

私の名前はフレア。

ある日、お父さんのお友達と一緒にご飯を食べに行った私達は、とある焼肉屋さんに入ったの。

初めて入るお店だから、もしかすると盲導犬と一緒という事で、お店の人が戸惑うかしら?って、心の中でちょっと心配しながら…。

障がいのある人が補助犬と歩くことで、行きたい時に行きたい場所へ行ける。

そんな豊かな社会を目指して生まれた法律(身体障害者補助犬法)をまだ知らない飲食店も、結構多いんだ。

「ペットの入店はダメです」と今までも何度か言われたことがあったからね。

でも、その焼肉屋さんは、私たちの姿を見ると…

フツーに(このフツーが嬉しいって、お父さんは言ってたわ)「いらっしゃいませ!」と席まで案内してくれたの。

そして、先にテーブルについていた周囲のお客様にこう一言添えて。

「皆さま、盲導犬も一緒なので、よろしくお願いします!」

お店の人が自ら、率先して周囲への気配りをしてくれたこの言葉にお父さんは、

「おっ、社会は良い方向に進み始めている!」って感じたんだって。

そして私に、こっそりこう言ったの。

「ねえ、フレア。こんな風にさらっとカッコよく、おもてなししてくれるお店って、サイコーだね」

そう話してくれたお父さんの笑顔もサイコーだったよ♪

私たちのお気に入りのお店がひとつ増えてよかったね、お父さん。byフレア

1口1,000円で参加できる盲導犬応援プロジェクトは盲導犬ユーザーが気持ちよく食事ができたお店に、感謝の気持ちを込めて「エルくん熊手ステッカー」を配布する活動支援につながります。
盲導犬応援プロジェクトの応援方法はこちら

chiaki
絵とお話:デザイナー セツサチアキ

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