こんにちは。
ワンコをお迎えするおうちがすごく増えていて、我が家の周囲にもたくさんパピーがいます!
お迎えしたら様々な大切なしつけがありますが、中でも重要なのが「トイレトレーニング」。
様々な方法がありますが、ここでは基本的なやり方を書いていきますね。
※今回はパピーであり、トイレトレーニングをまだしたことがないワンちゃんを想定しています。
※最終的に、屋内の特定の場所に置いたトレーでトイレしてもらうことが目標の記事です。
トイレトレーニング8ステップ!
では以下の手順で説明していきますよー。
大まかには「トイレシートを覚える」「トイレトレーを覚える」を細かなステップにしています。
ステップ1:ケージにシートを敷き詰めて用を足してもらう
シートを敷き詰めたケージにワンコに入ってもらいます。
トイレが終わったらすぐに褒めてケージの扉を開けてあげましょう。
トイレをした瞬間に超褒めまくります!ワンコが尻尾を振ってキャッキャ喜ぶぐらい褒めてあげましょう。これはトレーニングの最後まで続けます。
これを数日繰り返すとシートの感覚を足裏で覚え始めます。
ステップ2:ケージのシートを半分にしてみよう
その次に、ケージ全面に敷き詰めていたシートを半分ぐらいにしてみます。
ワンコが自然にシートの上にトイレをしてくれればシートを認識している証拠です。
これができたらステップ3に進みましょう。
ステップ3:部屋中のあちこちにシートを敷いて用を足してもらう
部屋中に敷くという方法もありますが、ここではステップ2でワンコがシートを認識したという流れなので、部屋のあちこちにシートを置いてください。
例えば我が家はこのように置きました!
・テレビの前
・掃き出し窓の前
・ケージの前
・キッチンの前
・キッチンの中
・通路(最終トイレの手前)
・通路奥ピンク(最終トイレ)※これはトレーニング後半からトレーつき
どうですか!いっぱいあるでしょう。
まずは「シートでする」こと以外の難易度は徹底的に低くして行います。
そうすれば失敗が少ないというわけ!
玄関マットやキッチンマットなどはワンコがシートと誤認しやすいので、失敗を誘発しないように撤去してあげましょう。
カーペットはそのままでOK!
もちろんカーペットに失敗してしまうこともありますが、長い目で見ると常にあるカーペットはそのまま置いておいた方が良いです。(ツルツルのフローリングは足腰の負担にもなります)
ステップ4:シートを減らして、最終トイレを決めよう!
部屋の数カ所に置いたシートでも、ワンコが頻繁に使う場所とそうでない場所があるはず。
あまり使わないところのシートは撤去して、その代わり「最終的にトイレにしたい場所」のシートをこの段階で増やすなどの調整を行いましょう。
ステップ5:最終トイレにトレーを設置!
犬にトイレを認識してもらうのはシートともうひとつ「トレー」です。
ですので最終的にトイレにする場所にトレーを設置しましょう。
(敷き詰めたシートの上に、シートをセットしたトレーを置くのでも大丈夫です)
偶然トレーの上でトイレしてくれたら、それまでにないぐらい褒めて褒めて褒めまくります!
この時点ではまだトレーは刷り込まれていないので失敗しても挫けずに。
ステップ6:シートをどんどん減らしていく!
さて、ここからは最終段階ですよ!
部屋の数カ所に敷いたシートを毎日一か所ずつ減らす気持ちでいましょう。
失敗が増えたらシートを増やせば大丈夫、一歩進んで二歩下がるの精神で。
気長に、でも常に前向きに進んでいきましょう。
ステップ7:シート2か所程度に落ち着いてみる
最終的にシート1か所+トレー1か所ぐらいに落ち着いてみます。
なぜ1か所にしないのかというと、いきなり1か所というのはすごく難しいからです。
なお、この時点でトレーを2つ用意して2か所に設置する方が個人的には好ましいと感じています。「同じ状態のものを複数置いて『これが正解』」というのが刷り込みやすいからです。
ステップ8:トレーのみにする!
さあ、最終段階です。シートを設置したトレーだけにします。
この段階でももちろん失敗はありますが、「そのうち必ずできる」ので気にせず行いましょう。
トイレができるようになれば旅先でも安心です。
トイレトレーニングの進め方のコツ
できたら褒める、できなくても怒らない!
とにかく褒める!これ!これが大切です。トイレに限らず、ワンコのトレーニングは成功したら絶対に何らかの形で褒めましょう。
ワンコが「何が正解」なのかを認識するには飼い主さんのリアクションにかかっています!
逆にトイレに失敗しても悪いことをしたわけではないので絶対におこっちゃダメ。
「トイレの失敗」はワンコの悪さではなく「人間に都合の悪いこと」。あくまで人間側の都合のトレーニングであることを忘れずに。
飼い主さんががっかりしたりうっかり「あー」とか言っちゃったらワンコに気付かれますので、粗相されても大きく構えて黙々と処理しましょう。
覚え方は本当に個体差!
トイレの覚え方は個体差が非常に大きいです。頭の良い犬種だから早いとかもありません。
子育てをされた方ならわかると思いますが、子どもの成長は本当にその子によりスピードが違います。犬も一緒!
我が家のチワワミックスは1週間でマスターしましたが、シェルティは1ヶ月かかりました!
どうしても気が急いてしまう方が多いですが、ゆっくり進めてあげましょう。
ワンコがトイレ以外で用を足しそうになったら
ワンコがトイレ以外でしゃがんだら、優しく誘導してあげるのが良いです。
繊細なワンコの場合はびっくりしてしまうこともあるのであくまでも優しく!
失敗が増えたら巻き戻ろう
これは犬のすべてのトレーニングに言えることですが、犬になるべく失敗させないために、少し失敗が増えたら前のステップに戻してあげましょう。
例えばシートを減らして失敗が増えたら元の枚数に戻します。
「犬に失敗をさせない」これが人間側の大きな責任です!
ワンツートレーニングも併せて行おう!
トイレのコマンド「ワンツーワンツー」。これも覚えてもらうために、犬が用を足しているときに小声で「ワンツーワンツー」と言いましょう。
これはコマンドというよりもむしろ条件付けで、ワンツーという言葉が聞こえたら自然にトイレをしたくなるというわけです。
せっかくなのでワンツーも併せて教えちゃいましょう♪
すごく長くなっちゃいましたが…参考になりますでしょうか?
みなさまのワンちゃんが、より健やかでいられますように。
ワンコについて知りたい「こんなこと」「あんなこと」がありましたら、ぜひお問い合わせからご連絡くださいね!
テキストと写真:web担当 成井