成犬を迎えるメリットと気をつけることをまとめました
投稿日:2024年06月27日

ほとんどの方が愛犬を迎えるのは子犬からだと思いますが、ここ最近保護犬を迎える方が増加するに従い「成犬を迎えるのはどうかな」と検討される方が増えてきたように思います。
そこで、実際に成犬を迎えた方にお聞きした内容を含め、成犬を迎えるメリット、そして気をつけることをまとめました。

成犬を迎えるメリット



パピーはものすごく可愛い!でも想像以上に大変!

その1:大変なパピー期が終わってる!

一番可愛い時期ですが一番大変なパピー期。例えば
・お散歩デビューはどうしよう?
・トイレのトレーニングが終わらない!
・家の中をめちゃめちゃにする!
・留守番トレーニングはどうする?

といったようにパピー期は飼い主さんが様々に悩み、トイレの処理に翻弄され、そしてぐちゃぐちゃにされた家の中をきれいにし、破壊された家具を買い替えたりします。
後になるととてもいい思い出になりますが、実際この時期は大変!

その2:比較的、お仕事しながらでも育てられる

パピー期は一日3-4回ご飯をあげる必要があったり、トイレのしつけのために愛犬を観察し続けたり、信頼関係を醸成するために触れあったりと、ある程度の期間はなるべく一緒にいてあげる必要があります。
ですのでフルタイムでお勤めの方はお迎えすること自体が難易度が高いですが、成犬であれば比較的お勤めしながらでも迎えやすいです。

※とはいえお迎えした後は愛犬も不安がいっぱいなので、なるべく一緒にいてあげる時間を長くしてくださいね。

その3:ある程度のしつけは終わっている

こちらは普通のご家庭で育てられた室内犬限定ですが、トイレのしつけなどはすでに完了していることが多いです。
お散歩も普通にできる子が多いので、お迎えしてしばらくすれば普通に暮らせるケースがほとんどのように見えます。

※こちらも、トイレのトレーニングをしてこなかった、お散歩をしなかったなどの例もあるので、保護団体さんによく聞きましょう。

成犬などを迎えた実際例

以下に私の知り合いの方の実際例をご紹介します。

保護犬を迎えられたケース

保護犬を迎える方は最近かなり増えています。家庭犬で事情があって手放された子を迎えられたケースなどが目立ちます。
いずれも、特に「保護犬だから困った」というような様子はなく普通に家庭犬として暮らしています。
成犬ではありませんが、野犬のパピーを迎えた方も数人いらっしゃいますが、とても人懐こくて可愛いワンコです♪

※もちろん中には育てづらい子もいるので団体さんとよく話し合って決めましょう。

少し育つのを待って迎えるケース

こちらも成犬ではありませんが、ブリーダーさんのところで生後半年ぐらいまで待ってお迎えした方がいらっしゃいます。
お一人ではなく数人いらっしゃいました。
「パピー期は一番可愛いけど、仕事をしながらでは無理だし育てるのが大変すぎ!」
…と、みなさん同じ理由をおっしゃっていました(笑)

キャリアチェンジ犬を迎えたケース


キャリアチェンジ犬を迎える方は
「ラブを迎えたい」という方が多いです。

盲導犬や介助犬、聴導犬などが訓練の過程で何らかの理由でお仕事に適さないと判断された「キャリアチェンジ犬」の中には一般の家庭で家庭犬として生活する子もいますが、この「キャリアチェンジ犬」を迎えているおうちも筆者の周りに数人います。
一定のトレーニングを積んでいるのでトイレやお散歩で困ってる方はいませんし、いずれもとても良い家庭犬として幸せになっています。

成犬を迎えて気をつけること

どのような状態で暮らしていたか十分確認しよう

特に保護犬の場合は、その子が家庭犬だったのか野犬だったのか、家庭犬でもどのような環境で育ったのかによって状況が全く違います。
できるだけ「自分の手に負える」そして「ご自宅の環境に合う」状態の子を検討しましょう。
例えば、静かな環境でないと落ち着けない子でしたら常に賑やかなお家は合わないかもしれないし、元気いっぱいに走り回る子でしたらフローリングの床の場合は工夫が大切、など、生活環境は思った以上に愛犬の日々の過ごし方に影響を与えます。
吠え癖のある子も中にはいますがその場合は周辺環境やおうちの防音を確認する必要がありますね。

それから、お知り合いの方やご家族の愛犬を迎えるのであればだいたい状況が分かるので大丈夫ですが、保護犬の場合は何度も会って様子を見ることが必要です。
保護犬は団体さんが管理されていることがほとんどなので、実際に会える距離の団体さんを選んでよく説明を受けることが大切です。

シニアの場合は健康状態に気をつけよう

8歳以上のシニア犬を迎える場合は、これから病気が出てくることは覚悟しなければなりません。これはどの犬も(そして人も)一緒です。
病気のリスクがあるのはもちろんシニアに限らずですが、特にシニア犬は健康状態を保護団体さんによく聞いてからお迎えの判断をしましょう。


犬を迎えるのは本当に大変だけど、あえてパピー期を外せばかなりのことがラクチンになります!
そしてお迎えの方法もたくさんありますので、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて検討し、より素晴らしい犬暮らしを送っていただきたいと思っています。

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web担当成井のプロフィール写真

テキスト:web担当 成井徳子
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。

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