先日、カラー(首輪)とハーネス(胴輪)のどちらが良いの?ということを記事にしました。
双方それぞれにメリットとデメリットがありますし、最終的には飼い主さんの判断で使えば良いと思っています。
じゃあ、カラーならどれでも、ハーネスならどれでもいいの?…というと、それぞれにまた種類が!
そこで、ここではカラーとハーネスそれぞれの代表的な種類を説明します。
カラーの種類について
極めて特殊なものを除いて、カラーには以下のような種類のものがあります。
ベルトタイプ

小さくても持ってみるとずしり。
金属部分がそれなりに重いです。
人間のベルトと同様の金属の金具で作られたものです。金属なので丈夫なものが多く、大型犬などでも不安なく使用することができます。
気を付けたいのは、金属なので重くなりがちなこと。パピーや超小型犬は必ず重さを確認して使用しましょう。
バックルタイプ

軽いのでチビ犬にはぴったり!
プラスチックの「カチッ」と留めるバックルで固定するもので、安価で使いやすい反面耐久性はベルトタイプに比べて低いです。
とても軽いのでパピーや超小型犬には向いていると思います。
愛犬のサイズにかかわらず強烈に引っ張っちゃう子は、破損してしまう可能性があるから不向きです。
フルチョーク
一本の紐(または鎖)で構成され、引っ張ると首が締まるタイプのものです。
通常のお散歩等では使用せず、もっぱら訓練に用いられます。
金属の鎖でできたものは「チョークチェーン」とも呼ばれます。
ハーフチェーン(ハーフチョーク)

盲導犬サポートSHOPで取扱中!(2024年6月現在)
以下のページで取り扱っています!
ハーフチェーンカラー | 盲導犬サポートSHOP
ハーフチェーンは多くの場合、布とチェーンで構成されていて、引っ張ると軽く締まります。
でもほとんどのものが「首が締まりきらない」ので苦しくなることもありません。
※犬が後退りすると抜けてしまうことがあるので要注意!
※ロングコートの愛犬はバックルやベルトに比べて装着が楽ですよ!
マーティンゲール

右側の小さな輪っかの金具にリードをつけます。
大きな輪と小さな輪で構成されたタイプです。大きな輪に首を通して、小さな輪で締めるもので、装着が簡便で抜けるリスクも低い便利なタイプです。
ハーネスの種類
ハーネスはたくさんの種類があり、一般的な名称が統一されていないものが多いのですが、ここではわかりやすい名称で説明をします。
ベスト型

可愛いデザインのものがいっぱいあります!
猫さん、ウサギさんもこのタイプです。
丈の短い洋服にリードがついたようなタイプがこちらです。
ベストに該当する部分は柔らかいクッションの素材になっていて、引っ張っても身体に負担がないようになっています。
ただし、上半身を覆うので身体の動きは多少制限されますので、思いっきり走らせてあげる時は脱がしてあげた方が良いでしょう。
八の字型

首と胴それぞれに輪っかをつけるようなタイプです。
装着がとても簡便ですが、引っ張る子にはちょっと首への負担が大きいかもしれません。
パピーや超小型犬のハーネスに多いタイプです。
H型

左右の輪っかに足を通します。
装着すると安定する形状。
ハーネス自体が「H」の形をしているのでこう呼ばれます。
構造上、引っ張っても首や胴に負荷が分散され、なおかつ抜けるリスクも低いタイプです。
ただし、足に輪っかを通すタイプなので、嫌がる愛犬もいるかもしれません。
(我が家もちょっと面倒くさがられてしまいます)
イージーウォークハーネス

リードを背中ではなく、首元あたりに装着するもので、引っ張り防止、飛びつき防止に作られたものです。
愛犬が引っ張った時に人がリードを軽く引くと、愛犬は自然とこちらを向くことになるので、そこで褒めたりトリーツをあげたりして引っ張りを減らしていきます。
また人がしっかりとリードを持っていれば、飛びつくことはできなくなりますので自然と飛びつく行為が減ってくるというわけです。
以下はマーティンゲールとイージーウォークハーネスのダブルリード使いです。
逸走の心配などはまずない、安心安全な装具使いの一例です。

盲導犬専用ハーネス
最後に…盲導犬の専用のハーネスです。

首と胴の部分が丸い輪っかになっていて、それを繋ぐパーツがある「立体型」「3D型」などと呼ばれるタイプです。
盲導犬はこれを装着するとお仕事スイッチが入ります。
いかがでしたでしょうか。ハーネスやカラーといってもいろいろですね。
今使っているもの以外を検討しようかな…という場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。