ボディコンディションスコア(BCS)って?愛犬の体型を知ろう!
カテゴリー:健康対策
投稿日:2021年04月22日

ワンコが肥ってる?ダイエットした方が良い?そもそも体型がわからない…という方も多いかと思います。
今回はワンコの体型、スタイルのチェック方法についてご説明します。

ボディコンディションスコアのアメリカンコッカースパニエルの画像
我が家のロンはずっと「理想体型」維持!
でもね、昔は…^^;

ついつい…のご褒美のおやつが愛犬の肥満の元に…!

私(スタッフ岩間)の愛犬のロンがまだ3歳くらいの頃、おいもや果物など、おやつを色々とあげていた時期がありました。
欲しがってくるのが可愛かったり、じょうずに芸ができた時なんかについつい…。

そして、嬉しそうにお座りをするロンの後ろ姿を見て、思ったのです。

あれ、脇腹がたるんでる気がする…。(笑)

その時のロンの体重は、通常に比べて1kg以上増えていました。
ロンの体重が10kgなので、1kg増えるということは…。
体重50kgの人間に置き換えると5kg…。

恐ろしいですね!!!

元々関節が強くないロンは、それからダイエットをはじめたのでした…。

と、そんなダイエット経歴を持つロンですが、その時から参考にしているのが、ボディコンディションスコア(BCS)という5段階の体型指標です。

ボディコンディションスコア(BCS)で愛犬の理想体型を維持しよう!

犬種・大きさにより犬の適正体重は様々です。
でも日々できる簡単な確認で、適正な体型をチェックすることができますよ^^

見て、触ってチェックするのは全部で5か所!

では実際にどのようにチェックしていくのか…。
チェックするポイントは「あばら」と「くびれ」です。

こちらは環境省が配布している資料に掲載されているものです。

ボディコンディショニングスコアの環境省の資料
環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン より
https://www.env.go.jp/

上記を参考に、ここではひとつひとつ細かく、見ていきましょう^^

♪チェック1 横から見て、触ってみよう

立った状態のワンコを、横から見てみてください。
下っ腹の部分は、くびれて上に持ちあがっていますか?
実際に胸から腰部分を手で持ち上げる様に触っていくと、より分かりやすいです。

ボディコンディションスコアの、シェルティのくびれの写真
毛がふさふさの子でも、
お腹の方はそうでもありませんね!

♪チェック2 上から見て、触ってみよう

同じくウエスト部分をチェックです。
あばらから下っ腹にかけて、適度にくびれはありますか?
ここでも、両手で、肋骨部分から腰にかけて撫でる様に触ってあげることで、より分かりやすくなりますよ。

♪チェック3 肋骨を触ってみよう

チェック2と同じ様に、上から両側の肋骨を触ってみましょう。
肋骨は触れますか?もしくは、ゴリゴリと浮き出ていますか?
長毛種の場合は毛の下に手を入れ、チェックしてあげてください。

♪チェック4 腰骨を触ってみよう

最後に、しっぽの付け根、背骨の終わりの両脇あたりにある腰骨を手で触ってみましょう。

ボディコンディションスコアのシェルティの腰骨の画像
この辺りに二つ出っ張りがあります。
それが腰骨ですよ!

肋骨同様、どの程度浮き出ているかをチェックします。

見て、触った結果は?

では、触ってみた結果を5段階に分けて、ワンコのスタイルをチェックしてみましょう^^

BCS1 痩せすぎ

見るだけでも肋骨や腰骨がはっきりと浮き出ている状態。触ると簡単に骨がわかる。
上から見ると、砂時計の様に肋骨部分とお尻の部分が膨らんで、ウエストが極端にくびれている。

BCS2 痩せ気味

肋骨が少し浮き出ていて、なでるとすぐに骨がわかる。
上から見ても横からみても、くびれがしっかりとわかる。

痩せ気味のミックス犬の画像
「さくらちゃん」はミニチュアピンシャーのミックス。
ミニピンは胸が深い体型の子が多いので、
これでも「痩せすぎ」ではないのですが、
「痩せ気味」です^^;

BSC3 理想体型

骨が薄い皮下脂肪でおおわれていて、肋骨や腰骨も触ると感じとることができる。
腰のくびれやウエストはゆるやかに見てとれる。

理想体型の犬ロックちゃんの画像
ミックス犬「ロックちゃん」は理想体型です!じゃじゃーん。
こんなにふわふわでも、地肌に手を添えればわかりますよ。

BCS4 太り気味

厚い皮下脂肪でおおわれていて、見た目では肋骨はわからない。
上からみたくびれはかろうじてあるが、横からみたウエストは引き締まっていない。

ぽっちゃり体型のビーグルの写真
ビーグル犬「リモちゃん」は現在ぽっちゃり体型。
まだまだ若いので、これから絞っていきます!

BCS5 肥満

見た目でも触っても肋骨が分からないほど、厚い皮下脂肪に覆われている。
上から見た時に腰はくびれが無く寸胴状態。
横から見た時、ウエストは張り出し垂れ下がっている。

愛犬のスタイルを客観的にチェックしよう!

いかがですか?
実際に細かくチェックしてみると、客観的にワンコの体型を感じとることができるはず。
丁度良いと思っていたけど、うちの子ってちょっと太り気味?いや、逆に痩せ気味?
と、日々の体型の変化にも気付くことができますね^^

痩せすぎも、太りすぎも、ワンコにとっては様々な不調を呼ぶ原因になってしまいます。
また、ワンコの体を触ってチェックしてあげることで、コミュニケーションになったり、おできや傷、腫瘍など、身体の変化にいち早く気付くことにもつながります。
ぜひみなさまも今日から、楽しいコミュニケーションのひとつとして、ボディコンディションスコアもチェックしてみてあげてくださいね^^

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通販部チーフ 岩間
テキスト:通販部マネージャー 岩間

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