犬は後ろ足から弱ります!後ろ足トレーニングをしよう!
カテゴリー:健康対策, 訓練・トレーニング
投稿日:2021年04月19日

ハイシニアになると、ほとんどのワンコは前足よりも後ろ足から弱っていきます。
これはいくつか理由があるのですが、最大の理由が
犬は「後ろ足を動かしてる」っていう意識がないから!
です。

前脚はおもちゃで遊ぶときなどに、人間の「手」のように使いますよね。
なので前脚の意識はあるのですが「後脚を動かしてるなー」っていう意識はないのです。
私たちも歩いている時に「右足を出す!次は左!」とか思わないですよね(笑)。
人間がそうなのですから、ワンコに至っては後ろ足の存在すら気付いていないかもしれません!

犬は前足ばっかり使っちゃう!

犬は4本足で前に向かって歩きますね(当たり前ですが…)。
つまり前足2本がしっかり動き、後ろ足はなんとなくついてきてくれれば歩けちゃうんです。
さらに、前足の上には重たい頭が乗っかっているので、余計に前ばかりが頑張ることになります。

POINT!
犬種や個体差で違いがありますが、一般に犬は自分の体重の約7割を前足で、約3割を後ろ足で支えていると言われます。
つまり10キロのワンコなら後ろ足は3キロぶん、そして3キロのワンコなら後ろ足は立ったの900グラムぶんしか支えてないってことになります!

後ろ足は意識的に動かさないと衰えやすい!

人間も足から衰えます。高齢になると足腰を強くするように運動などをしますよね。
犬も一緒です!
後脚のトレーニングはたくさんありますが、簡単に導入できることをここでは紹介しますね。

それでは、シニアのみならず若い子も、レッツトレーニング!

トレーニング1:足場の悪いところのお散歩!

後ろ足強化トレーニング、砂の上を歩く犬の画像
砂は歩きにくい、だから筋トレになる!!

ただお散歩するだけという楽チントレーニング。
でもアスファルトではなくゴロゴロ石の河原や砂浜、凸凹の多い地面といった不安定なところを、ゆっくりめに歩きましょう。
ワンコはそれぞれの脚を慎重に動かす必要があるので、4本の脚すべてに意識が届くことになります。

※草丈が高すぎる草むらは、小型犬はぴょんぴょん跳んでしまうとトレーニングにならないので、4本の脚を動かす場所で行いましょう。

トレーニング2:ポールまたぎ

細長い棒のようなものを地面に置いて、それをワンコが脚をあげてまたぐトレーニング。
棒はペットボトルでも掃除機のホースでも、ワンコが足を上げてまたげるものならなんでもOK!確実にまたげるようにゆっくり歩かせます。
慣れないワンコはここで脚をピョン!ってやっちゃうけど、それだとNG。
しっかりと脚を上げてまたげたら成功!いっぱい褒めてあげてください。

トレーニング3:バランスボール、クッション

人間用のバランスディスクやクッションなんかでも大丈夫。
バランスディスクにワンコに乗ってもらい、そこで座れ→立ってをやったり、後ろ足だけバランスディスクに乗ったりいろんな動きをします。

サッカーボールの上に乗る小型犬の画像
上手でしょー♡

このように、丸いものを転がらないように工夫して乗ってもらうのも良いですよ!
人間が前後左右にゆっくり動かすと全ての足の筋トレになります。

トレーニング4:肉球をこちょこちょしてね♡

えー?いたずら…?いえいえ、これもれっきとしたトレーニング!
肉球をこちょこちょされるとワンコは「その脚」を意識し、動かします。
日頃こういうことを行っているとその他のトレーニングが効果的になりますよ!
(ワンコが嫌がらない程度に行ってくださいね!)

今回の記事はいかがでしたでしょうか。
ドッグランに限らず、お散歩中もワンコの仕草や動作をよく観察して、いつも楽しい空間を作ってあげましょうね。

ワンコについて知りたい「こんなこと」「あんなこと」がありましたら、ぜひお問い合わせからご連絡くださいね!

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