あなたの愛犬はドッグランが好きですか?
ドッグランで他のワンコと駆け回ったり、他の犬とワンプロ(ワンちゃん同士がプロレスすること!)するのが大好きな子がいるととっても楽しいですよね。
でもドッグランにはいろんな性格のワンちゃんが来ます。
ドッグランをみんなが楽しむためには人間が犬たちをずっと観察することが必要なのです!
ドッグランでは「犬の視点・犬の気持ち」になりきろう
ドッグランに入ろうと思うのは飼い主さんです。
でもドッグランでいろんな体験をする主役はワンちゃんたちです。
普段の生活でもワンちゃんが主役のときはたくさんありますが、ドッグランは様々な犬たちがいるという意味でとても特殊な場所です。
ドッグランを利用するときは「人間側の都合や楽しみ」を捨てて「犬の視点・犬の気持ち」になりきってくださいね。
犬には相性、好き嫌いがある!
あなたの愛犬は「特定の犬種が苦手」「黒っぽい犬が苦手」など、不得手な相手がいませんか?
私の犬、小さい方は大型犬が苦手。大きい方は小型犬が苦手です。
両方とも、パピーの頃にちょっかいを出されたり、からかわれたりという経験があるからだと思います。
また、穏やかな性格の子は「激しい子が苦手」だったりします。
なので、ドッグランにそのような犬がいる場合は、ひとまず外からワンちゃんとランの中を眺めて入るかどうか決めましょう。
「入らない」のも選択肢
そして、実はあなたの愛犬が「犬同士で遊ぶのがそれほど好きではない」場合もあります。
犬同士で遊んで欲しい…多くの飼い主さんがそう思っていると思います。私もその中の一人でしたが、愛犬は他の犬と遊ぶことがそんなに好きではないですし、ランに入りたがらないこともあります。
そんな時はランに入らないのも選択肢のひとつです。
ドッグランに入る時に気をつけること
ランの入り口で待ち構えちゃダメよ
ドッグランに入る犬が来ると、中にいる犬たちは「どれどれ、新入りがきたぞ」とばかりに入り口に押し寄せることがあります。
そうすると新参者はちょっと怖かったりしますよね^^;
でも、ドッグランはみんなのもの!
中にいる犬たちの縄張りではありません!
ですので、他の犬がランに入ってくる場合はいったん愛犬を呼び寄せて、念のためにリードをつないで落ち着かせましょう。
ワンちゃん同士のトラブルが発生しないように、気になったことがあったら呼び戻しができるようにしておきましょう!
普段の生活の中で「オイデ」ができるとラン以外でもとっても便利ですよ。
ドッグランでは犬から目を離さないでね!
ドッグランの中では飼い主さんは常にワンちゃんを見ていてくださいね。
犬同士の問題でも人間が介入すべきシーンはたくさんあります。
柴犬とチワワミックスの例
例えばこの写真。柴犬とチワワミックスの犬です。
この2頭はいったいどんな心理状態でしょう?
おそらく、
・柴犬はチワワミックスに「ちょっと積極的に挨拶してみたいなあ」
・チワワミックスは「あなたに敵意はないから自分に構わないでほしい」
というような気持ちだと思います。
チワワミックスの気持ちを察して、柴犬が深入りしなければ平和が保たれますが、柴犬がチワワミックスにちょっかいを出すとトラブル勃発の危険性が出てきます。
トラブルの後に飼い主が介入したのではもう遅く、犬たちはドッグランに負のイメージを持ってしまいます。
今回の柴犬ちゃんの側(自分は遊びたい、相手は遊びたくない)が少々しつこそうな場合は、飼い主さんが愛犬に声をかけていったん呼び戻し、その後ゆっくりと挨拶をさせるようにしましょう。
複数が一頭を囲んでしまう例
こんなふうにのびのび走ってくれるのはドッグランの醍醐味!
ですがこれも要注意、犬同士で遊んでいるうちにトラブルに発展することは非常によくあります。
犬にとっては遊びと喧嘩は全く異なるものではなく、「遊び=擬似的な狩り」なので、興奮してしまうと本気狩りモードになってしまうこともあります。
犬の表情や姿をよく見て、これは危ないなと思ったら呼び寄せて落ち着かせましょう。
また、同様に複数で遊んでいて、途中から複数の犬が一頭を囲んでしまうのもよくあるケースです。
追い詰められた犬はとても怖い思いをしてしまいますので、こういう時は人間が犬と犬の間に入って「散らす」感じで解散させて、囲まれた犬を救出してあげましょう。
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
ドッグランに限らず、お散歩中も犬の仕草や動作をよく観察して、いつも楽しい空間を作ってあげましょうね。
ワンコについて知りたい「こんなこと」「あんなこと」がありましたら、ぜひお問い合わせからご連絡くださいね!
テキストと写真:web担当 成井