車に乗ると酔って体調を崩し、時に吐いてしまう子、意外と多いですね。うちのシェルティも実は酔って吐いてしまう子でした。
直すのに少し時間がかかりましたが、今はおかげさまで酔わずに済んでいます。
車酔いの克服についてはさまざまな工夫をしましたが、ここにその一部をご紹介します。
車に乗っている時は抱っこにする
大型犬や中型犬の成犬は難しいですが、パピーや小型犬などはこの方法が使えます。
本来、愛犬を車に乗せる時はクレート等に入れるのが安全対策としてはおすすめなのですが、クレートやキャリーバッグで酔ってしまう子が多いので、ある程度慣れるまでは抱っこが良いと思います。
抱っこであまり酔わないのは、車の振動や揺れがダイレクトに伝わらない、飼い主が抱っこしていることで気が紛れる等があると思います。
空腹、満腹を避ける
犬は空腹時に吐きやすくなり、満腹だと胃の内容物が揺れてこれも気持ち悪くなります。
ですので数時間前に少なめで消化の良いものを食べさせておくと良いようです。
…ただし「酔いにくく、吐きにくくなる」程度の対策だと思います。
疲れている状態で乗る
人も同じですね。疲れて寝ている時に吐くということはまずないと思います。
早朝に出かける時は難しいですが、そうでない場合はできるだけ、身体と頭を使って疲れている状態で乗りましょう。
車の中で寝てくれればしめたものです!
クレート、キャリーバッグの中で踊らないようにする!
踊る…別に愛犬がダンスをするという意味ではなく(笑)、クレートやキャリーの広さに余裕がある場合、例えばブレーキ時やカーブ時に愛犬がその中で動いてしまい、それが気持ち悪さにつながってしまいます。
ですので、毛布等を中に入れて、愛犬が踊らないように工夫をするとかなり違います。
とにかく揺れや振動に犬が振り回されないようにする!これを念頭に置いていろいろ工夫していただくといいと思います。
クレート、キャリーバッグを助手席に設置する
揺れ幅の大きい後部座席よりも助手席の方が圧倒的に揺れが少ないので、助手席にクレートを設置するとかなり違います。
クレート、キャリーバッグの近くに人がいる
後部座席に設置する場合はできるだけ人が隣にいるようにしましょう。手を入れて撫でてあげたり、話しかけてあげるだけでもかなり違います。
「気持ち悪いということに集中しない」という環境を作ってあげることが重要です。
長距離の場合は頻繁に休憩を入れる
長距離の移動の場合はギリギリでスケジュールを立てず、例えば高速道路で移動する場合はサービスエリアごとに休憩タイムを設けるぐらいのスケジュールにしましょう。
休憩タイムも10分以上外を歩けるぐらいの余裕を持つと、気持ち悪さも消えてかなり改善します。
習慣になってしまってる子の対策
人間もそうですが、車酔いが頻繁になると条件反射的に「車に乗ると気持ち悪くなる」状態になります。
そうなってしまった子はその対策として、まだそうなってない子はそうならないように、トリーツを使って楽しくします!
オモチャに反応できる子はオモチャで遊ぼう
車酔いがまだ習慣化してない子はそれほど車に警戒心がないと思うので、オモチャで遊びましょう。
車に乗ったらオモチャ、車から降りたらまたオモチャ、という具合に「車=楽しい」にしていきます。
最初は車が停止した状態だけで行い、徐々に短距離を走る等、少しずつ普段乗っている状態に近づけていきます。
オモチャに反応できない子はおやつを使おう
車を見ると警戒し、オモチャどころではない子は多い子、また、普段からオモチャにあまり興味のない子などはオヤツで楽しい車タイムにしましょう!
使い方はオモチャと同じです。
オヤツをあげすぎると気持ち悪くなってしまうかもしれないので、嗜好性の高いオヤツを少量ずつ使いましょう。
愛犬が車酔いをしないようにするには「徐々に車に慣らす」ことが大切なので、これらの対策は酔う前から行った方が良いと思います。
それでも酔ってしまう子はいますよね。
辛抱強く慣らしてあげて快適なドライブを楽しめるように頑張りましょう!
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。