10月に入って徐々に涼しくなり、ようやくお散歩しやすいシーズンになってきました!
ところでお散歩の話題で「うちの子クン活ばっかりしてるのよー!」なんて言ったりしますよね(しません?私の周りは結構します)。
クン活とは、主にお散歩中に地面の匂いを嗅ぐことを指します。
ここではクン活の良いところや気をつけたいことをまとめていきたいと思います。
「匂い嗅ぎ」で得られるもの
スタッフ犬のビーグル「リモくん」。
クンクン、くんくん。
何が気になるのかな?
匂いを嗅ぐのは犬の大切な習性です。
人間は周囲を見ることで様々な情報を得るように、犬は匂いを嗅ぐことで様々な情報を得られます。
また、匂いを嗅ぐことでストレスも開放されます。
ノーズワークというゲームがあるのは、犬のこの習性を利用したもので、やったことがある方はわかると思いますが、犬は本当にこのゲームを楽しんでくれるのです!
※ノーズワークは以前メルマガでご紹介しましたが、近いうちにこちらのコラムでも取り上げていきたいと思います。
クン活の多い犬種
個体差もありますが、クン活の多い犬の傾向があります。
小型犬全般
顔が地面に近いのでどうしても地面の匂いを強く感じ、その結果嗅ぎやすくなります。
セントハウンド(嗅覚ハウンド)
主に嗅覚を使って獲物を追う猟犬なので、常に地面近くの匂いを取っています。「匂い嗅ぎ」がメインの仕事の犬種です!
よく知られる犬種に以下があります。
・ビーグル
・ダルメシアン
・バセットハウンド
ボクだよ!とリモくん。
クン活ばかりでも困ります
お散歩で全然進まない理由
でも、お散歩で匂い嗅ぎばっかりでなかなか前に進まない…というお困りを持っている方もいらっしゃいます。
「10分で数メートルも進まない(汗)」というお悩みもあるほどです。
お散歩の楽しみ方を変えて行こう!
クン活が著しい場合は犬と人の「お散歩の楽しみ方」に違いがあるのが原因だと考え、人間の楽しみ方に近づいてもらえるように工夫しましょう。
例えば匂いに執着してしまう愛犬にはお散歩の時にトリーツ(オモチャやオヤツなど愛犬が好きなもの)を必ず持って、歩きながら遊んであげるのは効果的な方法。
アイコンタクトをとりながら楽しくお散歩しましょう!
アイコンタクトの取り方はこちらに書いています!
拾い食いに気を付けよう!
私たち人間は、何かモノを確認しようとするときに主に「手で触る」ことが多いですね。
犬は人間の「手」の代わりにマズルを使い、鼻で嗅いだり口で咥えたりして確認します。
ですので「鼻や口」を使うのはごく自然なことですが、地面に食べられるものが落ちていると「地面に落ちていてるモノを食べる」ということを覚えてしまい、その結果、食べ物を探すということも目的の一つになり匂い嗅ぎが強化されることもあります。
この場合も、トリーツを上手に使ってお散歩の楽しみを匂い嗅ぎからトリーツに変えていきましょう。
下を向きすぎないお散歩を楽しもう!
クン活ばかりしていると下を向くことが多く、骨格の歪みも生じてしまうことがあります。
そのためにも上手にトリーツを使って、アイコンタクトをとりながらのお散歩をお勧めします。
もちろん気分転換のための匂い嗅ぎはさせてあげながら、メリハリのあるお散歩を楽しみたいですね!
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。