愛犬とボールで楽しく遊ぶ方法!
カテゴリー:おもちゃ, トリック・芸・遊び, 訓練・トレーニング
投稿日:2023年05月25日

犬との遊びといえばボール!ボールを投げて楽しそうに追いかけ、嬉しそうに一目散で持ってくる!
犬を飼うことの醍醐味のひとつだと思います。
でも、最初からすべての犬がこのようなボール遊びをするとは限りません。
今回は愛犬の癖別ボール遊びの方法をご説明します。

数多くの遊び方から代表的な例を抽出しています。工夫して自分の愛犬に合った方法を見つけましょう。


めっちゃ楽しいー♡
愛犬も飼い主も幸せな瞬間!

犬にとってのボール(オモチャ)は「獲物」です!

まず犬にとってボール(オモチャ)とは何か?を理解しておきましょう。
犬にとってのオモチャとはすなわち「獲物」です。というかほとんどのオモチャが犬にとっては獲物、狩りを模したものとなっています。
過去の記事から引用します。

犬のオモチャのほとんどが「狩猟欲」を満たすもの。
擬似的に狩りを体験するのが犬にとってのオモチャということです。

・噛むオモチャ:そのものずばり「獲物を噛む」行為
・ボール等の投げることができるもの:「獲物を追いかけて捕らえる」行為
・ロープなどの引っ張りっこ:「獲物を攻撃する」などの行為

その他のオモチャもこんな感じで、やっぱり狩りに関連しているものがほとんどです。
(中略)
このように、狩猟欲を刺激し、満足させることで遊びが成立するんですね。

この記事に書いたので併せて読んでくださいね!

愛犬に最適なおもちゃの選び方・遊び方!

ボール遊びの基本を押さえよう

ボール(オモチャ)遊びをざっくりとしたステップに区切ると以下になります。

①ボール(オモチャ)を投げると追う
②ボール(オモチャ)を咥えて投げた人のところに戻る
③戻ったらボールを人に渡す
④人がボール(オモチャ)を受け取って再び投げる

うまくいけば④を実践できるはずですが、うまくいかない場合は、このステップ③までのうちのどこかでつまづいているはずです。

①ボール(オモチャ)を追わない!

多くの犬が動くものを本能的に追いますが、追わない愛犬もいます。
ボール(オモチャ)が大きすぎたり愛犬が好まないものである場合はオモチャを変えれば良いですが、「そもそも動くものに反応する意識があまりない」つまり狩猟欲があまりない愛犬の場合は、性格によるものなので工夫が必要です。

動くものに反応する意識があまりない(狩猟欲が薄い)

元々の性格が非常に大人しい、育ってきた環境の中で動くものに反応することを制限されたなどの理由であまり反応しない子がいます。
「狩猟欲」が少ない子で、普段の生活ではおとなしく暮らしやすい子が多いと思います。
そういう子はロープなどで動くものに少しずつ興味を持ってもらいましょう。

そこで、もしオヤツに興味があるようでしたら、オヤツを使ってやってみてください!
「できたら褒めてオヤツをあげる」という点でお手やお座りを教えていれば基本的な考え方は一緒です。
最初は「少しでも追う」ことをしてくれたら褒めてオヤツをあげて、次はもう少し距離を出して…とスモールステップで進めていけば愛犬も楽しいですよ!

狩猟欲を刺激するボール(オモチャ)でやろう!

狩猟欲の薄い子はなるべく狩猟欲を刺激するオモチャを使いましょう。
例えば今使っているオモチャに問題があるかもしれません。以下のように変えてみるのもいいですよ。
・硬すぎるので布製の柔らかいオモチャにする
・大きすぎるので小さなオモチャにする
・ピッピと音のなるオモチャにする
・不規則にバウンドするオモチャにする

オモチャはできるだけ興味をそそる獲物にできるよう工夫してあげましょう!

②ボール(オモチャ)を持って来ない!

投げたボール(オモチャ)を取りにいくけど、そこでボール(オモチャ)を守ったりガジガジしたりする子も多いです。
手に入れたボール(オモチャ)は自分の獲物なのでこれは当たり前の行動。無理にもぎ取ったりせず「一緒に遊ぶ」楽しさを見出してもらえるように人が工夫しましょう!

引っ張りっこしよう!


欲のない子は引っ張りっこの素材を吟味!
これは動物の毛皮を洗浄して乾かしただけのもの。
獣臭が残っているので狩猟欲全開!

こういう子は「一緒に遊ぶ」楽しさを覚えてもらうために引っ張りっこをお勧めします!
引っ張りっこは「飼い主と愛犬の共同遊び」なので「自分だけで遊ぶより引っ張ってもらった方が楽しい!」という意識を持つための、大変大切な遊びです。
人がパッと離して少し逃げます。すると愛犬が少し人に近づいてくれるので再び引っ張りっこして逃げる、の繰り返し!
愛犬は徐々に「持ってくる」ということをしてくれますよ!

③ボール(オモチャ)を離さない!


愛犬にボールを渡してもらうことを
一般に「受け渡し」と言います。
これがとっても大切なんですよー!!

持ってくるけどボール(オモチャ)を離さない子もいます。そういう時は無理に離させるのではなく自然に離してくれる瞬間を見極めましょう。
ガジガジやってる間に一瞬集中が切れて離すことがありますから、その隙にボールを持って声をかけて投げます。
ここで大切なのは、愛犬が「取られた!」と思うのではなく「また遊べる!」と思うようにすること。そのために受け取ったボール(オモチャ)は即座に投げてあげましょう。愛犬は徐々に「離したら投げてもらえる」ことを学習していきます。
同時に上で述べた「引っ張りっこ」を行うとより効果が大きいです。


ボール遊びはとっても奥が深く、他にも効果的な遊び方は書ききれないほどたくさんあります。
この記事で、あなたの愛犬とのボール遊びがより充実するものになればと思います。
気になることがあったらお問い合わせからぜひご意見ください!

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テキスト:web担当 成井徳子
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。

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