だいたい5月ごろから秋ごろまで、土や草の上をお散歩する愛犬のケアで気をつけなければいけないこと。
その中の大きなひとつに「メリケントキンソウ」(通称チクチク草)があります!
もしご存知ない方がいらっしゃったら、ぜひこの機会に覚えておいてくださいね。
ちょうど最近撮影しました。
除草する時に指に刺さると痛い…!
メリケントキンソウって?
メリケントキンソウは南アメリカ原産で、遥か昔に鑑賞目的で日本に輸入されてきた植物です。
凄まじい繁殖力であっという間に日本各地に広がり、南は九州から北は…私の知る限りでは千葉には繁殖しています。
ここ神奈川県も公園や河川敷、ちょっとした空き地など、あちこちに生えています!
ひとつ見つけると、もうあちこちにウジャウジャ。
タネが犬の肉球に刺さる!!
このメリケントキンソウ、人間は靴を履いているから気付きませんが、タネに細いトゲがあり、散歩中の愛犬の肉球に刺さってしまいます。
これが愛犬には猛烈に痛いのです。
大繁殖している場所では人間の靴底にも、よく見るとたくさん刺さっていることもあります。
これが刺さった状態で他の空き地にいくと、そこでタネが落ちてさらに繁殖してしまう、本当に頭痛のタネ(シャレではありません…)です。
お散歩広場をよく観察しよう!
もし、草や土の上を愛犬がお散歩中に、
・足を上げるなど痛そうな様子があった
・いつものお散歩コース(草や土の上)に行きたがらなくなった
などの様子があったら、ちょっとそのあたりを観察してください。
もしかしたらメリケントキンソウが繁殖しているかもしれません。
※もちろん、変な様子が続く場合は怪我や病気の可能性があるので、獣医さんに相談してくださいね!
繁殖しているのを見つけたら、その周辺にはなるべく入らないようにしましょう。
繁殖地が多くの犬のお散歩コースとなっている場合は、この後説明するように、みんなで協力して除草することが多いと思います。
メリケントキンソウを見つけたら
メリケントキンソウは草丈が低く、タネが飛び散りやすいため、基本的に機械ではなく薬剤か人間の手で除草します。
犬の散歩コースになっている場合はあまり薬を使いたくないので手でむしって除草するのが一般的です。
メリケントキンソウの除草で気をつけたいこと
メリケントキンソウを除草する際には以下に気を付けましょう。
・人間の手にタネが刺さらないようにする(めちゃめちゃ痛いです)
・除草の際に使った手袋等はタネがついている可能性があるので処分する
・除草したメリケントキンソウは厳重に袋に入れてゴミに出す
・靴や靴下、ズボンなどにタネがついていないかチェックし、タネを見つけたら粘着力の強いテープなどで取り除いておく
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
私の周囲では週末ごとにみんなで、発見次第ブチブチ抜いていますが、それでも根絶は難しいです…。
ワンコについて知りたい「こんなこと」「あんなこと」がありましたら、ぜひお問い合わせからご連絡くださいね!
テキストと写真:web担当 成井