室内の熱中症対策、基本をおさらいしよう!
カテゴリー:暑さ・湿度対策
投稿日:2021年05月20日

5月も半ばを過ぎ、地方によっては例年より早く梅雨入りしているようですね。
蒸し暑い!
これから愛犬たちには過酷な夏の季節がやってきます。

暑そうにしている小型犬と超小型犬の画像
暑いよー!!

犬の熱中症の発症率が一番高い場所が家の中というデータがあるようです。あなたの愛犬は大丈夫ですか?
ほとんどの犬は寒さよりも暑さに弱いため、夏場の温度、そして湿度管理が大切となります。
熱中症は生命に関わる深刻な問題ですので、まず現在の生活環境を見直してみましょう。

犬の熱中症危険ラインは、気温22℃、湿度60%!

屋内の気温が22℃でも、愛犬に快適な環境とは限りません。湿度も注意が必要となってくることを忘れずに!

エアコンを使用するときのポイント!

室内でエアコンを使用する場合は、愛犬の居室であるクレートやケージは直接風の当たらない所に置きましょう。

また、犬は人間よりも床に近いところにいます。冷気は下に溜まるため、愛犬にとって寒すぎないか確認してあげてください。

そのうえで、クールマットやアイスノン等の冷却材を利用すると愛犬が快適に過ごせる環境になりますよ。

日光の入る窓はカーテンを閉めよう

室温が上昇する大きな原因のひとつが「窓」です。
日差しが気持ち良いと思っていても愛犬にとっては暑いかもしれないので、日光が屋内に当たらないようカーテンを閉めましょう。

玄関や浴室を活用しよう

玄関や浴室などはひんやりして過ごしやすい場合があります。壁や床に触れてみてひんやりするような場所は愛犬が涼めるように開放してあげましょう。

クーラーがない室内飼いの場合

万が一クーラーがない場合は、北向きの部屋などで愛犬を過ごさせ、防犯を配慮した上で、可能であれば窓を開けて風通しを良くしてあげましょう。

外飼いの場合

直射日光が当たらない風通しの良い所に犬小屋を置き、涼しい場所に逃げ込めるよう、リードなどは長めにしてあげると安心して過ごせますね。
気温が35~40℃にもなると、唾液が出なくなってしまい脱水症状を引き起こすこともありますので、真夏は玄関などに入れてあげるのも良い方法です。

POINT!
水を撒くのは要注意!
涼やかなイメージで犬小屋の周囲などに水を撒く場合がありますが、撒いた場所は湿度が大変高くなってしまい、かえって犬が過ごしにくくなってしまうことがあるので気を付けましょう。

いつでも水分を取れるようにしよう

犬は体温を下げるための汗をほとんどかきません。
その代わりに「パンティング」と言って、ハアハアして水分を蒸発させることで体温を調節していますので、夏場の水分摂取量は冬場よりもはるかに多くなります。
人が居ない時に万が一水が無くなったりしないように、いろいろな所に水場を作ってあげて、いつでも新鮮なお水が飲めるようにしてあげましょう!

水を積極的に飲まない愛犬には

水をあまり飲まない場合はフードに水を加えてあげたり、ふやかしたりするのも有効な水分補給の方法。
フードを砕いたものなどでほんの少し味をつけて水を飲ませても良いでしょう。

水の置き場所に気をつけよう

水の置き場所は、日光の当たらない場所を選びましょう。
日に当たると水はすぐに熱くなってしまいますし、蒸発したり雑菌が繁殖したりすることもあります。


今回の記事はいかがでしたでしょうか。
これからどんどん気温と湿度が上がってきますので、今から積極的に環境を整えていきましょう。

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