ドッグランに行ったことがある方は多いかと思います。
犬のリードを外し、他の犬とコミュニケーションを交わす貴重な場ですよね。
ドッグランを楽しむために気をつけることは色々。
ここではそのほんの一部ですが大切なことを書いてみたいと思います。
楽しそうに走ってる!
こんな愛犬たちの姿がドッグランの理想ですね。
ドッグランでは「犬の気持ち」を大切にしよう
ドッグランに入ろうと思うのは飼い主さんです。
でもドッグランでいろんな体験をする主役はワンちゃんたちです。
普段の生活でもワンちゃんが主役のときはたくさんありますが、ドッグランは様々な犬たちがいるという意味でとても特殊な場所です。
ドッグランを利用するときは「人間側の都合や要望」を捨てて「犬の視点・犬の気持ち」になりきってくださいね。
ドッグランに入る前に気をつけること
ドッグランに入る前に、ランの中の様子を外からしっかりと観察しましょう。
あなたの愛犬が苦手そうなワンコや、あなたの愛犬が興奮気味だった場合はトラブルが発生する可能性もあるのでちょっと気をつけてください。
犬のサイズも気をつけよう
小型犬の飼い主さんが「大型犬とも仲良くさせたい」と思うケースは多いようです。(気持ちはすごくよくわかります!)
でも、例えば3キロのトイプードルと30キロのゴールデンレトリーバーは10倍も体重が違います。
喧嘩等でなくてもぶつかった時に怪我をするなどの可能性もあります。
「小型犬用」「中・大型犬用」などと大きさで区分けされているところは厳密に守りましょう。
「入らない」のも選択肢
例えばあなたの愛犬が穏やかな性格で、ランの中は激しく遊ぶ子が多い環境であった場合などはあなたの愛犬にストレスが溜まってしまう場合があります。
また、実はあなたの愛犬が「犬同士で遊ぶのがそれほど好きではない」場合もあります。
犬同士で遊んで欲しい…多くの飼い主さんがそう思っているともいます。私もその中の一人でしたが、他の犬と遊ぶことがそんなに好きではないですし、ランに入りたがらないこともあります。
そんな時はランに入らないのも選択肢のひとつです。
ドッグランに入る時に気をつけること
ドッグランに入る時はリードをつけたまま入り、しばらくリードつきで愛犬を歩かせ、落ち着いてもらったところでリードをそっと離しましょう。
他の犬がランに入るときに、ランの中の犬たちが入り口に集合してしまうケースが多々あります。
犬たちは「お、新入りがくる!どんなやつか見定めてやろう」という気分です。
これはとてもトラブルに発展しやすいので、ランの出入り口に愛犬が行ってしまった時は呼び寄せましょう。
ワンちゃん同士のトラブルが発生しないように、気になったことがあったら呼び戻しができるようにしておきましょう!
呼び戻しのトレーニングは改めてこちらか、もしくはメルマガでご紹介しますね。
ドッグランの中での振る舞いで気をつけること
他の人、犬に迷惑をかけない
ドッグランは犬を自由にできますが、だからこそ他の犬との共存が大切。
数頭の犬が走り回り、他の犬たちが迷惑そうにしている…ということもあります。
また「オフリードでトレーニングするためにランに来ている」場合もありますので、ランの中の犬たちをよくみて迷惑にならないように心がけましょう。
自分の犬から目を離さない
嫌がる犬を追いかけ、追い詰め、マウンティングする…そんな光景も目にすることがあります。
たいてい飼い主さんが目を離している際に起きてしまいますので、絶対に自分の犬から目を離さないでください。
不思議なことに、人が犬から目を離した瞬間から、犬は「好き勝手」な行動をとるようになります。
犬たちの様子を観察しよう
例えばこの写真。柴犬とチワワミックスの犬です。
この2頭はいったいどんな心理状態でしょう?
おそらく、
・柴犬はチワワミックスに「ちょっと積極的に挨拶してみたいなあ」
・チワワミックスは「あなたに敵意はないから自分に構わないでほしい」
というような気持ちだと思います。
お互いを尊重できて平和な空気が保たれていれば大丈夫!
ですが例えば、柴犬がチワワミックスの気持ちに気づかず近寄ってしまうと、一転して緊張状態になってしまう可能性があります。
場合によってはトラブルに発展してしまうことも。
でも、トラブルに発展する前に飼い主さんが2頭の間に入れば問題は起こりません。
このように、ドッグランでは犬たちの様子を人間が十分に観察している必要があります。
ドッグランは「犬たちが平和に交流できるように飼い主が全力で観察する場所」なのです。