自分が愛犬とどのぐらい仲がいいか…うーん、私はほどほど仲が良いけれど、まだまだ!という感じです。
理想は高く!より良い関係のために、日々いろんなことを見直しています。
これは全部書こうとするととても幅広く、そして奥深くキリがないのですが、今回は要点をまとめてみました。
すでに意識し実践されている方もいらっしゃると思いますが、この機会にぜひ見直してみてください。
とても大切なことなので、新米飼い主さんからベテランさんまでみなさんぜひ読んでくださいね!
①人からやたらと犬に近づかない!
お世話するときはもちろん「撫でたい」「抱っこしたい」など、飼い主さんの方から愛犬に近づくことってすごく多いと思います。
でもこれは
「飼い主が来てくれるから自分から行かなくても済んじゃう!」
って愛犬は学習してしまって、つまり「ありがたみがない」状態になる可能性があります。
人間からむやみに愛犬に近づかないようにしましょう。
愛犬の方から来てくれるのが最高ですよね!
愛犬が嬉しいことをする時は「呼ぶ」!
オモチャで遊ぶ、ご飯をあげる、おやつをあげるなど、愛犬が喜ぶことをする時は、愛犬を呼ぶようにしましょう。
そうすると
「飼い主のところに行くといいことがある!」
「呼ばれたら行くと楽しいことがある!」
って覚えてくれますよ!
②愛犬と一緒に遊ぶ!
犬は遊んでくれる人が大好きです!
だから一緒に遊びますが、遊び方にもちょっとコツが必要です。
愛犬が大好きなオモチャを「飼い主さん」が出す!
遊ぶ時のオモチャは
愛犬が大好きなものを選ぶ!
遊びはじめに必ず飼い主さんが出す!
を徹底しましょう!
さっと遊んで乗ってきたら終わり!
遊ぶ時間は短時間!
ワンコが気が乗ってきたらさっと終了!
です!
え?もう終わり!?
ってぐらいで終わりましょう!
独占欲の強い子からおもちゃを奪わないで!
一人遊びが好きな子にとって、オモチャは大切な獲物です。
これを無理に奪うと「自分の大切な獲物を獲られた!」という印象になってしまいます。
このようにオモチャを独占し、一人遊びをしてしまうワンコの場合は、オモチャに紐をつけてサッと回収するか、オヤツなどと交換して回収しましょう。
大好きなオモチャは絶対に一人遊びに使わず「飼い主さんと遊ぶ専用のオモチャ」にしましょう!
CHECK POINT!
紐でオモチャを回収する際はワンコが怪我したりしないように注意。
また、愛犬が「飼い主さんにオモチャを取られた!」と思われないよう素早く回収してください。
③犬に無理強いしない!
普段の生活でついついやってしまいがちな行動に以下のようなものがあります。
カッコ内がワンコの気持ちです。
眠いのに抱っこされる(うざい)
頭を撫でられるのが好きではないのに頭を撫でられる(嫌だなあ)
もう遊びたくないのにオモチャで遊ばせられる(うんざり)
褒める声のトーンが怒られる時と似ている(怖い!)
など、など…。私たちの生活の中にこういうことがいっぱいあります!
これにどうやって気づくかというとカーミングシグナルです。
↓こちらが代表的なストレスサイン(カーミングシグナル)です。ぜひ読んでみてください。
↓愛犬の様子を全体的に見ることが大切。
もしカーミングシグナルを覚えられない!という方がいたら、ワンコがちょっとでも引いたらそれはNGだと考えていただいて間違いありません。
④トレーニングは遊び!
トレーニングは一見お勉強のように見えますが、目標やこころざしがモチベーションになるのは人間だけ。
つまり「犬はお勉強ではなく全て遊び」でトレーニング、「人も犬も楽しく」が基本です。
でもついつい力が入って…人が必死になってしまうと愛犬が楽しくない、愛犬の気持ちがおいてきぼりになることがあります。
愛犬はもちろんのこと、人も楽しむことが大切ですよ!
⑤犬との距離を適切に保つ!
「人が大好き!」で常にべったりいてくれるワンコ、犬種もあれば、一定の距離を保ちたいワンコもいます。
シェットランドシープドッグは牧羊犬。
牧羊犬は「人が大好き!」な子が多いです。
いわゆる「パーソナルスペース」というもので、当然私たち人間にもあります。
これを尊重しないと相手に不要な緊張感を与えてしまいます、人も犬も同様です。
特に小型犬は近付き方が難しく、覆いかぶさるような体制になると怖さを感じてしまう子が多いです。
この時の愛犬の様子はやはりカーミングシグナルを念頭において、少しでも引いてしまわないようにちょっとずつ距離を詰めていきましょう。
愛犬から寄り添ってくれれば一番良い!のですが、先に記した通りそれほど人にベタベタするのが好きじゃない愛犬もいます。そういう愛犬には無理に近寄らない、構いすぎ厳禁!
よく観察して、尊重してあげるのが仲良くなるコツです!
こうやってみると本当に人間関係と一緒!社会性の高い生き物同士、犬も人間も共通点がとても多いなあと痛感します。
そして関係性というのは実に繊細で奥が深いですよね。だからこそ楽しく取り組みましょう!
人間同士、表情や声色から相手の気持ちを読むように、ぜひより良いワンコとの関係を作れるように、ワンコの様子を観察していきましょうね。