肉球は様々な役割を果たしています!
犬の肉球は地面に接地し、地面の情報を受け取ります。また、何かを触って確認したりと人間の「手のひら」のような役割をすることもあります。
なのでとても繊細な感じ方をする部位です。
また、肉球は体温を下げるための汗をかく部位でもあります。この汗は「グリップを良くする」という役割もあるそうです。
人間も、手のひらがカサカサだと物を持ちづらかったりしますよね?常に適度に湿っていることは非常に重要です。
人は靴、犬は素足。当たり前だけど実は肉球は大切な部位。
肉球のお手入れについて
肉球は、歩いたり走ったりしたときの地面から受ける衝撃を吸収するためとても柔らかく、クッションの役割を果たしています。
ダメージを受けやすい部分ですので、他の部位に比べて皮膚がかなり厚くなっています。
でも気をつけたいのはひび割れしやすいということ。
冬場は乾燥や寒さにさらされて、真夏は暑いところを歩いたりして、いとも簡単にゴワゴワになってしまいます。
ですので、日々のお手入れとしては
・清潔を保つこと
・肉球のマッサージ
・肉球クリームのようなものを軽く塗る
を行ってあげましょう。
肉球の洗い方
お散歩後にタオルなどで肉球とその周辺、指の間をきれいにしてあげましょう。
指の間はゴミなどがあるかもしれないので、取り除きながら慎重に拭いていきましょう。
汚れがひどい場合は固く絞ったタオルで行いましょう。
濡らし過ぎには注意が必要!
肉球や指間は水分が乾きにくい場所なので、濡れたままや拭き忘れがあると、かえってトラブルの原因に。
かといって、毎回ドライヤーなどで乾かすのは大変なので、日頃のお手入れはあまり濡らしすぎない方が良いですよ。
肉球のマッサージ
マッサージは深く考えず、軽くぷにぷにと揉んであげるだけでも大丈夫。
できれば足首や指などの関節も「人が自分の手足をケアするように」マッサージしてあげましょう!
足の関節には負担がかなりかかっているので、肉球のケアがてら行ってあげるととても良いですよ。
肉球クリームでケアをしよう!
肉球クリーム、使ってなくてもみなさん聞いたことはあると思います。
盲導犬サポートSHOPでもこのようなものを扱っています。
肉球クリームは「みつろう+ホホバオイル」で手作りすることができますし、ご自宅にワセリンがあればワセリンでも代用できます(ワセリンはベタつくので気をつけてね!)。
肉球クリームの使い方
使い方は、マッサージが終わった後に保湿のためにお水で肉球を軽く濡らし(ビチャビチャにしないよう気をつけましょう)、肉球クリームを薄く伸ばすように塗ってあげましょう。
(もしひび割れて血が出ているような場合は、クリームを塗らずに獣医さんに診てもらってくださいね)
人のハンドクリームと同じで、たっぷり塗るよりほんの少しを回数多く塗るのがコツですよ!
肉球まわりの毛をチェック&カットしよう
わーっ!もう限界だーっ💦💦💦
犬は肉球のまわりも毛が伸びます。気がつかずに放っておくと肉球を覆うように伸びてきてしまいます。これがかなり滑って危険!
怪我の元になるので、肉球のお手入れ時に「伸びてきたな」と思ったらカットしてあげましょう。
上に挙げた写真はロングコートの写真ですが、実は短毛でも意外と伸びる子もいます。
下の写真はスムースコートの超小型犬の足裏。
大きな犬ならどうってことない毛の長さでも、小さな犬の肉球は簡単に覆われてしまいます。
バリカンでカットできれば一番簡単ですが、バリカンの音が苦手な愛犬やとても小さな肉球はバリカンは向きません。
またそもそもご自宅にバリカンがない場合も多いと思いますが、その場合は市販の「鼻毛切りバサミ」が便利!(笑)
先端が丸くなっていて手のひらに入るぐらい小さいものが使いやすく、小さいので愛犬も怪しみません。
長時間チョキチョキやっていると嫌がる愛犬もいるかもしれないので、毎回のお手入れがてらちょこっとやるのがおすすめですよ!
(毎回ちょこっとやるというのは結構面倒くさいのですが、愛犬の負担を減らすために人間が面倒を負担しましょう 笑)
愛犬の肉球の状態が良くないと歩行が不安定になり、シニアの場合はそこから体調を崩してしまうこともあります。
毎日少しずつのケアが愛犬との暮らしの質を向上させるので、楽しみながら頑張りましょう!
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。