ほとんどの犬は全身が被毛に覆われていますよね。
盲導犬の代表格であるラブラドールレトリーバーは、毎日念入りにブラッシングをしてもどんどん毛が抜けるような「抜け毛地獄」の代表格でもあります。
反対に、毛が抜けない、または抜けにくい犬種もあり、お家の中が抜け毛だらけで掃除が大変…ということにはなりません。
毛が抜けにくい犬種はお掃除は楽なのですが、毎月のトリミング(カット)が必要になり、お金もそこそこかかりますので要注意。
カット犬種ってどんな犬種?
カット犬種の代表格、プードル。
ゴミが付着するとお手入れが大変なので、お洋服を着た子が多い印象です。
カット犬種は主に以下となります。
・プードル(トイプードル、スタンダードプードル)
・シュナウザー(ミニチュアシュナウザー、ジャイアントシュナウザー)
・マルチーズ
・シー・ズー
・ヨークシャーテリア
・ビション・フリーゼ
上記以外でもコッカー・スパニエル(アメリカンコッカー・スパニエル、イングリッシュコッカー・スパニエル)などは毛が細くてとても絡まりやすいので、お手入れに不安のある方はサロンにお願いした方が良いでしょう。
アメリカンコッカー・スパニエルのロンちゃん。
飼い主さん曰く、毛が柔らかくてお手入れが大変だとのこと!
なんでトリミングが必要なの?
犬の被毛はトップコート(上毛)とアンダーコート(下毛)で構成されている犬種が多く(ダブルコートといいます)、頻繁に抜けるのはこの「アンダーコート」です。
ですが一部の犬種はアンダーコートがなくトップコートのみの被毛で(シングルコートといいます)、そのため抜け毛が極端に少ないのです。
しかし、なかなか抜けないのでいつまで経っても伸びてしまうため、カット(トリミング)を必要とするということになります。
カット(トリミング)の頻度ってどのぐらい?
ほとんどの飼い主さんは1-2ヶ月に一度サロンでトリミングをされているようですね。
一回の料金はシャンプー・カット含めて(地域・店舗にもよりますが)トイプードルであれば8,000円〜という感じかな?
スタンダードプードルは大型犬で時間もかかるためもっともっと費用がかかります。
カットの費用は大きさと難易度(つまり時間)で決められることが多いようです。
カット犬種でなければカットの必要はないの?
カット犬種でなければ、原則としてカットの必要はありません。
でも、例えば
・目の周りの毛をカットしないと目に入ってしまいやすい
・肛門の周りの毛をカットしないと便が付着しやすい
・足裏の毛が伸びて滑りやすい
等の問題がある場合は日常的なお手入れが必要ですし、目の周り等をカットする際に愛犬が動いてしまい危険、などという場合はサロンにお願いした方が良いかもしれません。
また、ロングコートの犬種は定期的に形を整えた方がより美しさが映えますよ。
シェルティも形を整えると綺麗だけど、我が家はそのままです(汗)
そのうちサロンに行きたいと思ってます!
カット(トリミング)する犬は毎日ブラッシングしなくていいの?
時々「サロンでお手入れしてもらうからあまりブラッシングしない」という方がいらっしゃいますが、逆なんです!
毛が抜けにくいということは「絡まったら絡まりっぱなし」なので、日常的にブラッシングをしないとあっという間に毛玉だらけになります。
毛玉だらけになるとサロンで絡まった被毛を解いたりしなければならないため、場合によっては追加料金が発生することもあるそうです。
また、どうしても解けない場合は切らなければならないため、思いのほか短くなってしまったりすることも。
さらに、サロンでも少しずつ解いていかなければならないので時間が掛かり愛犬の負担にもなります。
トリマーさんが丁寧にやってもどうしても毛が引っ張られたりするので、サロンが嫌いになってしまうこともあるようです…。
それから毛玉を放置していると、被毛がフェルト状になり、通気性や衛生面が悪くなり炎症を起こすこともあります。
衛生、健康面でもマイナス面が多いので、できるだけ毎日ブラッシングをしましょう。
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。