前回の記事に引き続き、今回も「お散歩中に吠えちゃうの対策」をご紹介します!
こちらでは「他の犬と遊びたい!近付きたい!で吠えちゃう対策」をお話しました。
今回はこれとは逆に「あの犬が怖い、こっちにくるな!」という警戒吠えをしてしまう場合の対策についてお話します。
あの犬が怖い、こっちにくるな!で吠えちゃう対策
まず、犬がなぜどのような気持ちで吠えているのかを考えましょう。
犬の気持ちを理解して、叱らない!
警戒吠えをするワンコは、その対象物に怖い、怪しいという気持ちがあります。
なので「怖くない、怪しくないな」という気持ちを持ってもらうことが最終的な目標となります。
そして、犬が吠えるのはごく自然な行為であることを再認識して肩の力を抜き、「吠えても犬に構わない・反応しない」を心がけましょう。
さあ、次から具体的な対策のステップです!
このように自然と一緒にいるのが理想。
そのためにほんの少しずつ警戒を解いて行ってあげましょう。
大好きなおもちゃを持ってお散歩だ!
お散歩に出る時に「今日は吠えちゃうかな…」って不安にならずに、リラックスしましょう。
飼い主の気持ちは犬に伝わってしまうから「今日は成功する!吠えちゃっても仕方がない!」ぐらいのおおらかな気持ちで、お散歩を楽しむということだけ考えてください。
「お散歩に行くよー!」と声をかけて、大好きなおもちゃをバッグにしまってウキウキ気分で出かけましょう!
犬がいたらめっちゃ距離をとるよ!
吠えてしまう相手のワンちゃんがいることに気づいたら、いつも愛犬が吠えてしまう距離の倍ぐらいとりましょう。
例えば5メートルで吠えてしまう場合は10メートルから始めます。
それでも吠えてしまう場合は30メートルとか、絶対に吠えな距離を見つけましょう!
ここは「吠える体験をさせない」ことが目標です!
愛犬が気づかないぐらいで大丈夫です。
そのままやり過ごしたらOK、めっちゃ褒めてオモチャで遊んであげてください!!
愛犬は褒められて嬉しいはず。それを1週間ぐらい続けましょう。
愛犬はだんだん「あー、あの犬がいるなー」と気づいてもあまり気にしなくなってきます。
こんなふうに見つめ合える関係が理想。
でもみんなできるとは限らないので愛犬の距離で。
だんだん距離を縮めていくよ!
絶対に吠えない距離で楽しい体験を積んだら、ちょっとずつ距離を縮めていきます。
この時に重要なのが「吠えないからと言って焦って急に近づかないように」すること。
愛犬はまだまだ対象の犬への警戒を解いていないことを忘れずに!
時間をかけてゆっくりゆっくり馴らしていきましょう。
「犬に気付かれない程度にレベルを上げる」のがトレーニングの極意ですよ!
「やり過ごしたら褒められた」ことにそのうち気づくよ
ワンちゃんはそのうち教えなくても「他の犬をスルーしたら褒められた」ということに気づきます。
この体験を積み重ねれば、相手のワンコが「警戒して追い払う対象」から「無視すれば楽しい対象」に変わっていきます。
この段階で相手のワンコと挨拶させたい…という気持ちが飼い主に芽生えることもあります。
ですが愛犬は相手のワンコに完全に心を許しているわけではない可能性が高いです。
挨拶は犬の様子を伺いながら慎重に行いましょう。
知り合いの方のワンちゃんに吠えてしまう場合は(よくありますよね)「トレーニング中なので」とひとこと断りを入れておくのも良いでしょう。
ここまでくるのに1ヶ月…3ヶ月?いやいやもっとかかるかも?でも絶対に焦らないでくださいね。
ほんの少しずつのペースで改善するのが理想です。
ワンコについて知りたい「こんなこと」「あんなこと」がありましたら、ぜひお問い合わせからご連絡くださいね!
テキストと写真:web担当 成井