ダブルコートのワンちゃんには必須アイテムともいえるスリッカーブラシ。
主な種類と使い方を説明しますね。
すでに使っている方はおさらいとして、まだ使っていない方は使い方のノウハウとして記事をご活用ください!
スリッカーブラシってどんなもの?
スリッカーブラシは、抜け毛や毛玉が取りやすいように、ピンがくの字になったブラッシングの道具です。
我が家で使ってるものなので、
毛がついたりしててすみません^^;
スリッカーブラシってどんな犬種が使うの?
スリッカーブラシの利用が必要な犬種などは以下となりますが、短毛種以外は使えるようになるととっても便利な万能ブラシですよ!
スリッカーブラシ必須の代表選手、
シェットランドシープドッグ(シェルティ)。
長毛種
小さな犬はチワワから大きな犬はボルゾイやグレートピレニーズなど、毛の長い犬種はほとんどこのスリッカーブラシを使ったほうが良いです。
ダブルコート
ダブルコートとは上毛(オーバーコート)の下に下毛(アンダーコート)が生えているものです。
例えば柴犬などの毛が大量に抜ける犬種は、換毛期はスリッカーブラシを使ったほうが良いでしょう。
短毛種には必要ありません
イタリアングレーハウンド、ミニチュアピンシャー、スムースコートチワワ、スムースタイプのビーグル、グレートデーンなどの、ツルッとした超短毛のワンコはスリッカーブラシは必要ありません。
ボクには必要ないんだって!
短毛種にはシリコンブラシ(ラバーブラシ)が便利です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
スリッカーブラシの役割
スリッカーブラシは、以下のような役割があります。
・お散歩中についたゴミやノミ・ダニなどを取り除く
・毛のもつれや毛玉を解く
・アンダーコートの死毛を取り除く
慣れてしまうとスリッカー一本ですべてのブラッシング作業ができるぐらいの便利ツールです。
スリッカーブラシの種類
ハードタイプとソフトタイプ
スリッカーブラシの主な種類はハードタイプとソフトタイプがあり、ピンの金属の硬さが違います。
トリマーさんなどは手早く作業を行うのでハードタイプを使う方が多いと思いますが、上手にやらないと犬が痛い思いをすることもあるので、初めての方はソフトタイプがお勧め。
スリッカーブラシの使い方を説明するよ!
持ち方はペンや鉛筆を軽く持つ要領で!
スリッカーブラシは握りしめるとつい力が入ってしまうので、力が入りすぎないように柄の部分を鉛筆を持つようにすると良いですよ。
引っ掛かりがあったときに「指からぽろっと外れる」ぐらい、軽くつまむ感じで持ってください。
ワンちゃんがストレスのないところからブラッシングして行こう
ワンちゃんが怖い思い、痛い思いをさせずに行うものなので、ワンちゃんの目に見えない、気にならないところから始めます。
たいてい背中から始めることが多いかと思います。
毛の流れに沿って(並毛)ブラッシングしよう
スリッカーブラシは絶対に逆毛(毛の流れに逆らう)でブラッシングをしないでください。毛が引っ張られて痛いし毛を痛めてしまいます。
スリッカーブラシでのブラッシングはほんの少しずつ!
人間が髪の毛を解くようにブラッシングせず、叩いてほぐすような感じで少しずつブラッシングしていきましょう。
左手でワンちゃんの皮膚を押さえながら右手を動かします。
ワンちゃんが「飼い主さんに撫でられてる」って感じるぐらいが理想です!
ワンちゃんの負担にならないように、数回、数日に分けて少しずつ頑張りましょう。
毛玉やもつれ見つかったら!
毛玉やもつれが見つかったらガシガシブラシで解こうとしないでくださいね。
ワンちゃんが痛くないように、毛の根本をしっかりを左手で抑え、ピン先でほんの少しずつほぐしていきます。
あまりにも絡まりがひどい場合はサロンや病院にお願いしましょう。
今回はスリッカーブラシの使い方の説明をいたしましたがいかがでしたでしょうか。
ワンコについて知りたい「こんなこと」「あんなこと」がありましたら、ぜひお問い合わせからご連絡くださいね!
テキストと写真:web担当 成井