このコラムは主に「愛犬と暮らしている」が読まれることを想定して書くことが多かったのですが、まだ暮らしていなくて検討中の方もいらっしゃるのでは…?とスタッフの意見がありました。
ならば!
犬ぐらしをしている人ならみんなが通る道「犬種選び」について書いてみました!
犬種でも個体差がありますし、人の記事の受け止め方もそれぞれですので、あくまで目安としてお読みください。
犬種によって犬ってなんでこんなに違うの!?
みなさんご存知だと思いますが、犬種というのは人が犬と暮らす中で、
・犬にお仕事をしてもらうために
・見た目を整えるために
選択に選択を重ねて交配をしていった結果なのです。
例えば、イタリアングレーハウンドやウィペットなどの「サイトハウンド(視覚ハウンド)」は、優れた視力とものすごいスピードを持ち、獲物を追いかけ、捕らえます。
そのために非常に細長い身体を持っています。
小型犬最速のスピードを誇る通称「イタグレ」。
流線型で細長い形状はサイトハウンドならでは。
逆に足の短いダックスフントは、逃げる穴熊を追いかける体力、巣穴に入り込む足の短さが必要です。
そのために非常に足が短くて胴が長いですよね。
対照的に胴が長くて脚が短い!
そしてものすごく俊敏なんですよ!
同じ生き物とは思えないぐらい形も大きさも違いますよね。不思議ですね!
さてさて、それでは行ってみよー!
犬と街へお出かけしたい!
愛犬を迎える時、犬連れ旅行などを想像される方はたくさんいらっしゃると思います。
でもね、結構いろんな制約があるんですよ、特に都市部は…。
まだまだ世の中は世知辛い〜!
電車に乗れるのは小型犬だけ!
鉄道各社によって大きさや料金の違いはあるものの、どこも必ずケースに入れた一定のサイズであることが決まりとなっています。
例えばJR東日本では以下のように定められています。
小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、
・タテ・ヨコ・高さの合計が120センチ以内の動物専用のケースにいれたもの
・ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの手回り品:JR東日本 より
120センチというと縦横奥行きが40センチ×3ぐらい、結構小さいですよね!
中型犬以上の愛犬とのお出かけは車が必須となります。
宿泊施設も多くがサイズの指定をしています
犬連れ専用のホテル等なら結構どのサイズでもOKだったりしますが、それ以外の宿泊施設はやはりサイズの指定があるところも多いです。
行ってみたいエリアがある方は一度調べてみるのが良いかもしれません。
犬とアクティブに遊びたい!
スポーツが好きで「犬とアクティブに遊びたい!」と思われている方はやはり活動的な犬種が良いでしょう。
・ボーダーコリー
・ラブラドールレトリーバーなどの鳥猟犬
・ジャックラッセルテリアなどのテリア犬種
・プードル
などが人気犬種の中でも代表格といえるかも。
…あ、そうそう、上記の鳥猟犬の仲間で、今話題の
コーイケルホンディエ
もスポーツのパートナーにぴったりの犬種です。
アジリティやディスクドッグ競技でも
活躍している犬種だからアクティブです!
ただしこれらの犬種はしっかりトレーニングしないと、家の中でも体力を持て余して暴れるような子も少なくありません!
迎えようと思ったら日々のしっかりした運動は欠かせませんので心して迎えてくださいね!
オンとオフははっきりして欲しい…
そうは言っても一日中暴れるような犬は勘弁…と思うあなた、オンとオフが比較的はっきりしている犬種はいかがですか?
例えば
・シェットランドシープドッグ
・柴犬をはじめとする和犬
などは結構一人でいる時は落ち着いてくれる個体が多いです。
カフェなどでは足元で静かに待機。
こういうの、とってもありがたーいです。
犬との穏やかな生活をしたい
基本的に犬との生活はアクティブになりますが「もともとそんなに体を動かさないし落ち着いた生活がしたい」という方もいらっしゃるでしょう。
そういう方は
・シー・ズー
・狆
・パグ
などですと比較的大人しめの個体が多いです。
穏やかさん代表格の「狆」。
目鼻立ちや耳が独特の風貌です。
騒音の苦情が怖いのであまり吠えない犬種が良いな
吠える/吠えないは個体差も大きいので一概には言えないのですが、まず大前提として「小さな犬ほど吠える」というのは事実です。
大型犬はそれほど吠えません(育て方によりますが)。なのでここでは小型犬を中心に説明します。
・バセンジー
・狆
・パグ
・シー・ズー
・キャバリア
・ボストンテリア
などの犬種は比較的吠えが少ないと思います。
高貴な雰囲気が魅力のキャバリアは頭が良く
運動センスもある楽しいパートナー!
お散歩が要らない犬が良いな
「犬を飼う=散歩が大変」というのは犬を迎える時に一番最初に頭に浮かぶことだと思います。
そこで、お散歩が必要のない犬種は…
はい、そんな犬はいません!!!!
犬にとって飼い主と一緒に外を歩くことと運動は必須ですからお散歩はちゃんといってあげましょう!
犬って本当に犬種によって全然違う!
なので「この犬種が好き!」というのがあっても、まずは自分がどんな犬ぐらしがしたいかを考えて、そこにどんな犬種が合うかをイメージしてみてくださいね。
犬種選びは楽しいですよー、妄想が膨らんでしまいます(笑)
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。