ご飯を食べない(食べ渋り)の原因と対策 その2!
投稿日:2024年04月11日

前回は食べ渋りの一般的な原因や対策、そして我が家の対策をほんの簡単に記しました。

ご飯を食べない(食べ渋り)の原因と対策 その1!

今回は前回予告した通り、我が家の具体的な対策をご紹介します!


頑張ってケージで食べてる様子。
めっちゃ時間がかかってました。
手前にはおこぼれをもらおうとする子が…。

※下痢や嘔吐、元気がないなどを伴う食欲不振は病気の可能性があります。
そのような場合は自己判断せず獣医さんにみていただきましょう。

ご飯を食べないシェルティ!

前回でもご説明しましたが、我が家のシェルティは迎えた後はご飯を食べない犬でした。
健康診断をしても特に異常がなく、「話には聞いてたけどそんな犬がいるとは信じられない!」というほどにびっくりしました。

そこでまず食べない理由をいくつか予想し、それぞれに対策をすることにしました。
全然食べない頃から半年間は色々やりました!

食べ物が合わない(美味しく感じない)

わかりやすく「美味しく感じない」と書きましたが、犬にとっては「食べるべきものという認識がない」ということだと思います。
もともとこの子は食べ物にそれほど執着がないので、「食べるべきもの」の選択肢が少ないのではないかなと思いました。



昔は野菜をいろいろと残してました。
今ではだいぶ克服しましたが、
まだ好きじゃないものはあります。

食べ物(フード)を変えました

このフードがそもそも「食べ物ではない」という認識がある場合は食べてくれません。
ですのでフード自体を変えてみました。
これで食べてくれるならOK。
ですが我が家はそう簡単ではなく…。フードを変えて手から食べても器から食べない…。

少し味付けをしました

そこで、それまで食べていたフード等に鳥の蒸し汁を入れるなどしました。
そうするとやはり、肉のいい匂いにそそられて食べるようになりました。
もちろん完食はまだ無理でしたが、それでも少しでも口をつけてくれるということは「食べるものだ」という認識が出てきたということです。
しばらくは鳥の蒸し汁を入れることにし、これを少しずつ減らしていく作戦にしました。

環境が合わない

窓の外に警戒する子だったりすると窓の近くではご飯を食べません。
また警戒心の強い子は様々なものに警戒するので極限まで警戒するものを取り除いてあげましょう。
(我が家の場合は見慣れないものがあるだけで警戒していました)

ケージではなくキッチンであげました

我が家の場合はケージの中で食べなかったので、キッチンの一角でご飯をあげることにしました。
ケージの中が一人ぼっちで嫌だったのか、ケージから見える風景に警戒するものがあったのかはわかりませんが、少し安心して食べるようになったと思います。

器が合わない

この子はどうもひんやりしたステンレスの器が嫌だったようでした。

器を変えて少し温めました

ステンレスを陶器にし、食べ物を入れる前にお湯で少し温めました。
口当たりが良いようでこれも少し効果がありました。


ステンレスはお姉ちゃんにお下がりになりました。
お姉ちゃんはそんなの関係なく爆食です(笑)

器を台に置いて少し高さを出しました

器が床に直置きになっている場合、食べにくくて食べない子がいるということを聞き、台に置いてみたこともありました。
しかしこの方法は我が家のシェルティには合わなかった…というか、その程度の変化では食べてくれませんでした(笑)。
※軽い食べ渋りであれば改善する可能性もあるかと思います。

人の手からあげました

それでも陶器でも最初のうちはあまり食べなかったので、私が手ですくってあげるようにしていました。
不思議なもので、器からは食べなくても、人の手からは食べるんですよねー!
ものすごく時間がかかって大変でしたが、最初のうちはとにかく手からひたすらあげていました。

その他やってみた対策

上記以外にもとにかく「楽しく食べる」ために色々やりましたよー!

フードを部屋にばら撒き作戦!

これは警戒心を解くトレーニングにも使われますが、部屋中にフードをばら撒き、楽しく探しながら食べてもらう方法です。
そもそもフードにあまり食いつかない犬だったので、これでかなり「フードは食べるもの」という認識が芽生えたと思います。

■遊び方(食べ方?)
最初は、愛犬の見ている状態で「それー!」とたくさんフードをばら撒きます。
いきなりばら撒くとびっくりしてまう愛犬の場合は、一個一個転がしてみましょう。
楽しそうに追ってくれればラッキー!慣れてきたらノーズワークのフードサーチみたいに遊んで、「フードは美味しい良いものだ」という認識を植え付けることができます。
愛犬がフードを食べない場合は、前述したようにこのフードにそもそも関心がない(食べ物だという認識がない)ので別なフードに変えた方が良いかもしれません。

オヤツも器からあげる作戦!

オヤツ、つまりかなり嗜好性の高いものはやはり喜んであげるので、そういうものこそ器に入れてあげました。
器=美味しいものを食べる、という認識をしてもらうためです。
これが効果があったか…は正直謎ですが、試してみる価値はあるかなと思います。


こういうのは好んで食べるんですけどねー!

半年経った頃、だいぶ改善されてきたけど…

迎えて半年ぐらい経過し、ケージの中で器から食べられるようになりましたが、それでもまだまだ残すことが多々ありました。
なんというか…「ご飯を食べるときはテンション上がってるけど、お腹がいっぱいになるうちに正気に戻って食べなくなる」みたいな感じに見えました…(笑)。
「完食するまでケージから出さない」方法も試みましたが、残したら絶対に口をつけませんでした。
なので結局残した分は手からあげました。


今でもしばしば残すことがあり、その度に手からあげています。
犬にも理由があると思うので、あまり深く考えずその度に対応してあげています。
幸い多少残しても困ることではないし、パピーの頃の食べ渋りに比べれば可愛いもの、全然問題なし!
食べ渋りはなかなか苦労も多いですが、なるべくストレス溜めず楽しみながら対策しましょう!

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web担当成井のプロフィール写真

テキスト:web担当 成井徳子
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。

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