犬好きの人なら、お散歩中に犬がいるとついつい声をかけたり近づいたり…という方も多いと思います。
嬉しそうに寄ってくる犬、警戒して吠えてしまう犬。反応は犬それぞれ。
そして飼い主さんもそれぞれです。
今回は特に、自分の愛犬ではない「人のワンちゃんへの接し方」などでぜひ気をつけていただきたいことをまとめました。
中でも「初めて」のワンちゃんには気をつけていただきたい内容です。
意外と気づかなかったようなことも書いているので、ぜひみなさん読んでみてくださいね。
犬と犬の接し方のコラムはこちらです。
まだ慣れないワンちゃんへの接し方
初めましてのワンちゃんや、まだ親しくないワンちゃんには慎重に接してあげましょう。
初めましてのワンちゃんは飼い主さんに一言かけよう
犬はみんな人間が大好き!…とは限らず、人が苦手なワンちゃんもいます。
それから特定のタイプの人。例えば背の高い男性が苦手とか、スーツケースのような車輪がついた鞄が苦手とか…ワンちゃんによって好みはそれぞれ。
ですので、ワンちゃんに近づきたい時はワンちゃんの様子を見て、あなたに少しでも警戒しているようならやめておきましょう。
そうでない場合も飼い主さんにお断りを入れて交流するのが良いでしょう。
正面から顔を見ない、大きな声を出さない
犬は正面からじっと見られると警戒し、攻撃してしまう子もいます。
また撫でようと急に手を出したりすると犬はびっくりしてしまいます。
顔を見る時は正面を避けて、撫でる時は犬が手を認識できるぐらいにゆっくりと。体や首あたりを軽く触る程度にしましょう。
それから犬の前で大きな声を出すのも避けてあげてくださいね。
急な動きを避ける
犬は元来平和主義の生き物。突然手を出したり、いきなり走り出したりするなどの急な動きは「何か事件が勃発したのか!?」と思ってびっくりしてしまいます。
犬がいる時は人はゆったり動いてあげましょう。
オヤツをあげる時は飼い主さんに断りを入れて
食物アレルギーがある犬は意外と多いですし、トレーニングのために人からオヤツをもらわないようにしている場合もあります。
ダイエット中の子もいますので、オヤツをあげる時は飼い主さんに必ず断りを入れましょう。
※あまり頻繁にオヤツをあげていると犬が飛びつきやすくなってしまう、飼い主さんに集中できなくなるなど弊害があるので、あまり他の犬にオヤツはあげない方が良いですよ。
飼い主さんが「あげてください」と言ってくれた場合は喜んであげましょう!
うっかりやってしまうNG行為に気をつけよう
犬のトラブルの多くが「人のうっかり」の積み重ね。最悪の場合、事故などにつながることもあります。
つまり人間が気をつけていれば未然に防げるものがとても多いです。
離れたところから犬を呼んではダメ!
見知った犬がお散歩していたら「○○ちゃーん!」って呼びたくなりますね。でも例えば道路の反対側だと事故に遭うリスクを高めてしまいます。
道の向こう側でなくても、離れたところからワンちゃんをいきなり呼ぶと引っ張りや興奮の原因にもなってしまいます。
ワンちゃんがあなたに先に気づいたら笑顔で少しずつ近づいてあげましょう。
褒めてはいけない時もあるよ!
例えば、飼い主さんがうっかりリードを離してしまって、あなたがそのワンちゃんを捕まえた時。
「よしよし、いいこね!」なんて言ってしまっていませんか?
これは「飼い主の静止を無視して他の人のところに行ったら褒められた!」という学習になってしまいます。
そう!他の犬を褒めていい時と悪い時があるのです。
こういう時はリードを持ってワンちゃんを見ずに、飼い主さんと雑談もせずにワンちゃんを渡してください。
そして、できれば楽しく雑談などをここではじめないこと。飼い主さんには事情を後から伝えてあげれば納得してくれると思います。
犬は人をよく見ていて、すべてのことを学習していくので、日々のうっかりした行動が望まない行動につながってしまいます。
犬それぞれの個性に合わせてあげよう
ワンちゃんの性格はそれぞれ。性格を尊重して接してあげると喜んでくれますよ。
人とベタベタするのが好きじゃない犬もいます
「家族は大好きだけど他人はそんなに好きじゃない」という犬は結構多いです。我が家にもいます。
また、人に対して怖い思いをしたことがあり、人が苦手という子もいます。
そういう犬に対してはあまり関わらずに空気のように接していると、ほんの少しずつ心の距離が近くなって行きますよ。
走ることがそんなに好きじゃない犬もいる!
「楽しく走り回る」「ボールが大好き」…犬のイメージって色々ですね。
でもこれは人が作り上げたイメージのひとつで、「そうでない」犬もたくさんいます。
ワンちゃんが楽しそうならやってもよし、楽しくなさそうならやめてあげて、ワンちゃんの性格に合わせてあげるのが思いやりですね。
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。