犬はアイコンタクトが重要!ってトレーナーさんも言います。
でもなんで重要なの?そもそもアイコンタクトって何?…実はよく分からない方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は改めて「アイコンタクトとは何か」。そしてトレーニング方法をひとつご紹介します。
二頭同時にアイコンタクト!
アイコンタクトも遊びの一環になると
犬も人も楽しい♡
トレーニングの手順や考え方は「待て」と同じです。ぜひこちらの記事も参考にしてください。
写真撮影の時にもアイコンタクトは大切ですよ!
アイコンタクトとは?
アイコンタクトとは文字通り、愛犬が飼い主さん(またはハンドラー)の目を見ることです。
目を見ることは飼い主さんに意識を向けていることになります。
このアイコンタクトを教えておかないと、愛犬は飼い主さんの指示を聞くという習慣が付きづらく、指示に従ってもらうことや共同作業をすることも難しくなります。
何より犬が飼い主さんに対し、「この人は何をしてくれるんだろう!?」と期待をしてくれると本当に嬉しいですし、それが犬と人間の理想の関係と言っても過言ではないと思います。
このように、犬を飼うにあたり、飼い主さんと愛犬の関係性が大変重要になりますので、積極的にアイコンタクトをとってくれると良いのです!
アイコンタクトのトレーニング方法
準備するもの・こと
・トレーニングしやすい環境を整える
・トリーツ(おやつが好きな愛犬はおやつ、おもちゃが好きな愛犬はオモチャ)
・リードと首輪(使わない場合もあります)
環境を整えましょう
愛犬が寝ていたり、楽しく遊んでいるようなときは練習には向きません。愛犬があなたに反応しやすいような状態を整えておくことが大切です。
お散歩に行く前やご飯を食べる前などは飼い主さんに反応しやすいのでそのようなタイミングが良いでしょう。
また、屋外は様々な刺激があり、気が散りやすいため、最初はお家の中で行いましょう。
愛犬の状態に合わせてスタンバイしよう
「オモチャを持ってるから見た」ではなく「見たらおもちゃが出てきた!」となるように、トリーツを持っていることがバレないようにしてください。
わちゃわちゃと走り回ってしまう愛犬の場合は、予めリードと首輪をつけておくと良いですよ。
また、あまりに反応がない場合は最初はトリーツを見せながら名前を呼んで「トリーツと愛犬の名前」をセットにして、少し反応してくれるようにしておきましょう。
名前を呼んで、見たらトリーツ!
さあ、愛犬の名前を呼んでください!
最初はあまり反応しないようであれば、気を引きつけるために手を叩いたり、大きな声で呼んでもいいでしょう。
「はっ!」という感じであなたの顔を見るはずなので、そうしたらとっさに褒めながらトリーツをあげてください。見た瞬間です!
これを繰り返しますが、気を付ける点としては、愛犬が飽きるほどやってはいけません。
「やったらもらえた!褒められた!」という感動が最初にあり、それを数回繰り返すと達成感がありますが、やりすぎると「やらされてる感」になってしまいます。
何事もやりすぎは禁物!気をつけましょう。
屋外などの環境でもやって行こう
屋内でできたらぜひ屋外で行ってください。
最初はなるべく刺激の少ないところで行い、できてきたらだんだんと賑やかなところやお友だちと一緒にいるときなどに行います。
もし成功率が下がってきたら、それは愛犬にとってまだ刺激が強すぎるということ。
ひとつレベルを下げて丁寧に行っていきましょう。
愛犬が集中できる間だけ。
丁寧に丁寧に心をつなげよう。
トリーツを徐々に抜いて行こう!
トリーツは強大なモチベーターなので、トレーニングの最初や、難易度の高いトリックを行うときは必須です。
でもアイコンタクトは日常的なものなので「習慣化」してもらわないと困っちゃいますね。ですのでトリーツを抜いていきます。
タイミングとしては、行動が定着してきて、愛犬に擦り込まれたなと思った頃に少しずつ抜いてください。
ほんの少しずつ、ゆっくりゆっくり減らしていく感じです。焦らないで!
トリーツと褒めについてはこちらの記事に書いているのでぜひ参考にしてください。
アイコンタクトは愛犬とあなたの心のつながりの証明。
キラキラした目で見つめてくれたらこんなに嬉しいことはありません。
ぜひトライしてみてくださいね。
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。