愛犬のマットトレーニングで快適なお出かけを!
カテゴリー:お出かけ・旅行, お散歩, 訓練・トレーニング
投稿日:2022年12月08日

前回のコラムでお出かけや旅行の持ち物について書きました。

犬連れ旅行、お出かけの持ち物をご紹介します!

記事の中で「カフェマット」に触れたところ、スタッフから「カフェマットのトレーニングの方法を知りたい」という意見があり、「なんか書いたような気がする…」と思い過去の原稿を調べたところ、メルマガに書いていました(笑)


飼い主さんがおしゃべりしてもスマホを見ていても、
きちんと待っていてくれるとお出かけが一層楽しい!
もちろん飼い主さんは愛犬を気にかけて、
常にケアをすることが大前提です。

犬連れOKな施設が最近すごく増えてきて本当に嬉しいですね!
これからも増えてもらえるには、そう!私たち飼い主が愛犬たちにお行儀よく過ごしてもらえることが重要です。
「マット」を覚えてくれるとカフェ活が一層楽しくなりますよ!

マットトレーニングについて

マットトレーニングとは、マットを敷いたらその上で静かに待機をしてくれるためのトレーニングです。

なんでマットトレーニングをした方が良いの?

愛犬と外出する機会が増えると、愛犬に待ってもらう機会が増えますね。
カフェなどはもちろんですが、犬が入れない施設はパパが買い物に行き、ママと愛犬が外で待ってるなどというケースもあります。
そんな時にお散歩したりする時間や場所などがあれば良いのですが、そうそう好都合なケースは意外と少ない!
そんな時にマットが一枚あって「ここで落ち着いて待つんだな」って覚えてもらえると人も犬も快適になります。
ストレスも少なく、飼い主さんも愛犬も周りの人もみんながハッピーになります!

マットの効果は絶大だよ!

マットトレーニングをすると「マットで待つ」ということを覚えるので愛犬が落ち着いてくれます。
マットは肌触りが良いので直接床の上というより、居心地がいいですね。
小型犬の場合は、人の足元が怖い子もいるので、椅子の上で待機させてあげたいこともあります。
その場合も、椅子にマットを敷けば愛犬にもわかりやすいです。
※椅子の上がNGな施設もあるので気をつけましょう。


トレーニング中のシェルティパピー。
とりあえずカフェでは騒がす待つだけでも十分!

早速マットトレーニングをやってみよう!

マットの選び方

マットはどのようなものでも良いのですが、
・柔らかい等愛犬が好む肌触り
・適切なサイズ(伏せた状態で小型犬はなるべく足が出ない、大型犬でも足以外は覆える)
・折り畳んで持ち運びやすい
・なるべく洗えるもの(屋外の床に敷くので)
・静電気が起きづらいもの

などが良いと思います。

サイズのイメージ

私は「犬用毛布」として売られているフワフワのマットを使ったりしています。
サイズは56cm×42cmぐらいで、いわゆるSサイズで売られているものは小型犬全般で使えるかなと思います。
※ひとくちに「Sサイズ」と言ってもメーカーによって実寸はまちまちなので、必ず寸法の確認をしてください。

普通サイズのシェルティだとこれぐらい。柴犬もこんな感じになると思います。

同じマットを半分にすると、1.5キロの超チビ犬はこんな感じです。

マットトレーニングで気をつけること(1)

このトレーニングはなるべくオモチャよりはオヤツを使います。
なぜかというと「静かに待機をする」ためのトレーニングなので、オモチャを使うと興奮してしまうことが多いからです。
オモチャを使う場合はかじって遊ぶタイプのものにしましょう。

マットトレーニングで気をつけること(2)

最初は短い時間からできればいいですよ!
トレーニングは毎日短時間数回で、レベルアップはゆっくりと。「気づいたら上達してた」ぐらいの気持ちで。
愛犬の年齢や性格によって進み方が違うので、愛犬の様子をよく見ながら楽しくトレーニングしてあげてください。

ではトレーニングスタート!

マットで待機する基本のトレーニング

これは「マットに乗ってじっとする」というところまでのトレーニングです。
愛犬が落ち着いてできるお家の中で行いましょう。

STEP①マットのコマンドを言って誘導する

このステップではマットの上に乗ると言うことを覚えます。

トリーツ(オモチャやオヤツのような、愛犬が好きなもの)を持って、決めたコマンドを言いながらマットの上に誘導します。

まずはマットに足が触れたらコマンドを言って褒めてトリーツ!
次に2本の足、次に3本…と、だんだん「マットの上に来るんだな」というのを認識してもらいながら根気強く教えていきます。
ある程度マットに全身が乗るようになったら「フセ!」のコマンドを出します。
そこでフセてくれたらいっぱい褒めてトリーツを上げましょう!

STEP②誘導なしでコマンドを言う

このステップでは誘導することなくコマンドだけでマットに乗ります。
しばらくすると「マットに乗ると良いことがある」と学習するので、誘導なしでコマンドを言うとマットに来てくれます。
そこでフセのコマンドを出し、マットの上で伏せてくれたらトリーツをあげましょう。

※もしここで来なかったら、少しステップダウンして①に戻りましょう。

STEP③コマンドで伏せて待とう

このステップは「待ってくれる」のが目的です。
最初はマットに来てくれたらすぐに褒めてトリーツ!
次に、3秒待ったら褒めて、10秒待ったら…と徐々に伸ばしていきます。

↓この子は、マットの前段階としてトレーニングに使用する台を使っています。

興奮しやすい性格なのでまずは「この状態でわちゃわちゃしない」ことを少しずつ教えていますよ。

いろんなところでやるトレーニング

お家の中でできたら徐々に環境を難しくしていきましょう。

屋外も手順をしっかり踏みましょう

お庭やお家の近く(なるべく犬や人の少ない時間帯が良いです)にマットを置いて、基本のトレーニングを行いましょう。
意外や意外、これが全然できないことも!
でも当たり前。「家の中でやったこと=家の外でやること」という認識がない犬がほとんどなのです。
ですので、ステップ①から再度やってみましょう。
家の近くでできるようになったらいろんなところにマットを持っていってどんどん慣れていきましょう。

待機中に遊べるものがあると良いです

トレーニング中は大抵長くて数分ですが、カフェで人間たちがおしゃべりをしていると愛犬は何十分も待つことになります。
その間ずっと待機している…これはかなり難易度が高いので、例えばペーストを詰めたコングなどを用意してあげてください。
カフェの待機が愛犬にとっても楽しい時間にしてあげたいですね!
当たり前のようにできるおとなしい子から、テンションが高くてとにかくじっとできない子まで性格は様々です。
愛犬の性格を優先して、楽しくトレーニングしていきましょう。

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web担当成井のプロフィール写真

テキスト:web担当 成井徳子
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。

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