前回の「いろんな質問に答えてみた」がなかなか好評でした!
このコラムを書くことで、犬と暮らしていないスタッフの素朴な疑問に改めて「そういえば…うーん」と、わかったつもりでわかってなかったことなども数多くあり、逆に勉強になることもありとってもためになりました!
というわけでいろんな質問に答えてみた第二弾、今回は健康管理関連でまとめてみました!ではいってみよー!
人の病気ってうつらないの?
感染症については、
(1)犬か人のどちらかだけ感染する
(2)犬にも人にも感染するが犬と人同士の感染はない
(3)犬にも人にも感染し、犬と人同士で感染する
この三つがありますが質問は「3」ですよね。
この、犬(脊椎動物)と人の間で感染するものは人畜共通感染症(ズーノーシス)と呼ばれます。
日本ではほぼ駆逐されている「狂犬病」はその代表的な例です。
以下にいくつか挙げてみましたが、他にもいろいろありますよ!(汗)
レプトスピラ症
野生動物が多くいる場所などで感染のリスクがあります。混合ワクチン※に入っていますね。
※犬は接種必須である「狂犬病ワクチン」以外に、任意で接種する「混合ワクチン」があります。「混合ワクチン」様々な感染症のワクチンを混合しており、6種や8種などの種類があります。
疥癬症
「ヒゼンダニ」が皮膚に寄生してものすごい痒みを起こします。愛犬が感染してそれが人にというケースを耳にします。
カンピロバクター症
代表的な食中毒ですね。鶏肉などから感染することが多いようです。
犬や猫が新型コロナに感染したというニュースがありましたが、普通の風邪やインフルエンザは感染しないと言われているので気にしなくて良いでしょう。
(実際に「自分の風邪が犬に感染した」ことはありません 笑)
衛生上の問題から犬とキスをしてはいけない…のですが、どうしてもやってしまいます…。(奨励はしません)
人の薬って使えないの?(目薬とか皮膚の薬とか)
目薬を刺させてくれるのはとってもありがたい。
ささせてくれない子も結構いるようです。
動物の薬はもともとは人用に開発されたものを転用しているものがほとんどです。
人間の医学がとても発達しているので当然といえば当然ですね。
目薬や塗り薬はまったく同じ成分のものも少なくありません。
でも使用するときは絶対に!獣医さんに確認して許可を得てくださいね。
飲み薬については、人と犬の体の大きさがまったく違うこと、犬によくない成分が入っていることもあるので、勝手に人用のものを愛犬にあげるのは避けましょう。
床に寝てて痛くないの?
とっても気持ちよさそうに寝ていますが、
人間だと身体がバキバキに痛くなりそう…
これは目からうろこな質問ですねー!わかりません!(ごめんなさい)
でも痛かったら頻繁に姿勢を変えるはずだしそれほどの痛みはないのかな…?
一説には、土の上やあなぐらで過ごしていた歴史も長いので「かえって硬い方が落ち着く」ともあります。
でもフワフワの上が好きな子も多いので結局好みの問題なのかなと思います。
そして、硬い床に寝ていても、人間が感じるような痛みはどうやらなさそうです!
涙焼けってどうしてなるの?
涙焼けは涙に含まれる茶色い成分が原因です…という質問じゃないですよね。
涙焼けを起こすいろんな原因があります。
・細菌の感染や目の炎症、アレルギーなど
・涙が目頭から鼻に流れるための鼻涙管(びるいかん)が狭い、詰まっている
・ゴミや埃が目に入る、角膜に小さな傷ができる(目の大きいワンコはこれがよくあります)
それ以外に、体内に不要なものを排出するために大量の涙が出てそれが原因である、ということも言われています。
医学的に立証されているかはわからないのですが、フードを変えたら治ったという話を実際に耳にしますし、我が家のチビもいっとき涙やけに悩みましたが、手作りご飯に変えてからはなくなったのでやはり関連はあるだろうと思います。
ご飯の脂質が多くても涙がすごく増えるようです。
涙焼けが酷かった頃…。
涙焼けがあまりない状態はこんな感じ。
この子は大変目が大きいのでお散歩中にもしょっちゅう涙がこぼれてしまいます。
目の大きい愛犬はできるだけ目のケアをしてあげましょう。
目のケアについてはまた別な記事で説明しますね。
もっとテンポ良くサクサク書こうと思っていましたが、結局色々と説明をしなければならずに中途半端に長くなってしまいました…。
短くまとめる能力がないのか(涙)。
精進します!
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ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。