2017年に横浜・中華街エリアにオープンした犬と人のための会員制複合施設「WANCOTT」(ワンコット)。365日24時間サポートするWANCOTTの介護・老犬ケアをスタッフ犬達と一緒に取材してきました。
WANCOTTには十頭十色のケアがありました!
マネージャーの北島さんに案内されて介護・老犬ケアのお部屋に入ると、ちょっとびっくり。広い!そして明るい!柔らかな日差しが差し込む大きな窓。シニア犬が自由に動け回れるように、整理整頓された室内。オシッコなどのニオイが全くしない清潔感あふれる空間は、老犬ホームというネガティブなイメージとは無縁の心地良いお部屋でした。
私たちが訪れたこの日は、6頭のシニア犬がのんびりと過ごしていました。
笑顔で私たちを迎えてくれたのは、長期ステイ中のラブラドール・レトリバーの男の子(15歳)。お気に入りのぬいぐるみを枕にしながら、まったりマッサージタイム中。
カメラに向かってビッグスマイル♪
外でのお散歩が難しい子には、室内でゆっくりウォーキング♪
歩行器でイッチニ、イッチニと広い室内をお散歩中。こんな風に、いかにその子が楽しく暮らせるかをスタッフ皆で日々考えているそうです。
他の犬たちとのふれあいが難しい自宅介護と違って、ここなら色んなお友達とご挨拶も楽しめます。
一人で介護を抱え込まず、1時間でも気軽にプロの手を借りてほしい。
大切な家族の一員だからこそ、ついつい介護を頑張りすぎてしまう飼い主さんが多いと、マネージャーの北島さんが話してくれました。そんな飼い主さんが少しでも気持ちをリフレッシュできるように、WANCOTTでは1時間だけのお預かりから数カ月にわたる長期ステイまで、様々なサービスを用意しています。
日中の数時間だけプロにお任せすることで、また笑顔で愛犬との暮らしを楽しめる。こんな風に気軽に利用できる介護・老犬ケアサービスの存在は、全ての飼い主さんにとって、もしもの時の大きな安心につながりますよね。
WANCOTTが大切にしているカウンセリングとは?
北島さんが見せてくれたカウンセリングシート。それは、ワンちゃんのお名前や年齢など基本的な情報を記入するスペースより下が白紙。そう、実はこの白紙が文字で真っ黒に埋め尽くされるほど、飼い主さんの愛犬に対する思いの丈を一言も聞き洩らさないように書きこむそうです。
今まで一人で抱え込んでいた飼い主さんの悩みや愛犬への思いに寄り添うことで、より穏やかでハリのある時間を作ってあげたい。そのためにも、飼い主さんとのカウンセリングは、とても大切な時間なのです。
24時間常にスタッフの目が行き届くサービス
24時間スタッフ常駐のもと、基本的にはどの子も自由に過ごしているそうです。夜中でも床ずれ予防として体位を変えたり、オムツを取り替えたり。また夜鳴きをする子には、日中できるだけ運動をさせてあげるなど、シニアだからといって、部屋にずっと入れっぱなしや、寝かせっぱなしにはさせない。それよりも「いかに楽しく過ごしてもらえるかを常に心に留めている」という北島さんの言葉は、とても印象的でした。
また通常のドッグホテルでは受け入れが難しい障がいがある子も、医療スタッフがいるWANCOTTなら安心してお預けすることができます。
こちらは長期ステイの子の飼い主さんに毎月渡すスタッフ手作りフォトブック。離れていても、このアルバムを開けば、すぐそばにいるような気持ちにさせてくれる一冊ですね。
マネージャーの北島さんからシニア犬と暮らす飼い主さんへのメッセージ
「頑張りすぎてしまう飼い主さんのお手伝いをさせて頂ければと思っています。1時間でも私たちにワンちゃんをお任せして、また笑顔で向き合ってくれれば嬉しいですね。」
後編は、スタッフ犬と一緒にフィットネスやドッグパークなどの体験レポ!後編はこちら。
「WANCOTT」HPはこちら。
取材:デザイナー セツサチアキ