犬の居室として、また移動時などに利用されるクレート。
今回はクレートとはどんなものか、なぜクレートに慣らす必要があるかなどをお話させていただきます。
今回はこれのお話だよっ!
クレートって何?
クレートとは、持ち運びができる取っ手などがついた箱状の犬の居室で、開閉できる扉がついているものです。
クレートの種類は2種類!
クレートは大きく分けて、プラスチック製の「ハードクレート」と布製の「ソフトクレート」があります。
ハードクレートは頑丈なプラスチックでできているものです。
ソフトクレートは布製で軽く、取り扱いも楽々。
折り畳み可能なものもありとても便利ですが、かじって壊してしまうワンちゃんもいますので、ハードクレートはひとつあった方が良いですよ。
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クレートがあった方が良い理由
クレートがあった方が良い理由は様々ですが、主な理由を以下に挙げてみました。
電車やタクシーで移動する時に便利
電車など公共交通機関で移動するときは「犬が体を外に出さない」という条件がほとんどの鉄道会社で決められていますので、電車やバス、タクシーなどをご利用になる小型犬の飼い主さんは大抵、クレートやキャリーバッグをお持ちだと思います。
自家用車はなるべくクレートに入れよう!
例え大型犬でも自動車で移動する場合はクレートに入れておいた方が良いです。
突然何かの理由で(例えば窓のそとに苦手なものが見えたとか!)犬が興奮し、運転が妨害されないとも限りません。犬はシートベルトをつけられないので、万が一の事故にも備えてクレートに入れてあげましょう。
災害時の備えに必要です
地震などの災害で停電などが起きた時、ワンちゃんをリードに繋いだままにしておくのはとても危険ですので、クレートで待機してもらえると安心できます。
また、もしペットが入れる避難所があったとしても、まだまだ人間と普通に入れるところはほとんどありません。
施設側が犬のクレートを一時的に置いておく場所を設けてくれていれば、そこで過ごすことができます。
普段から慣らしておくと良いですよ
我が家ではリビングにクレートを普通に置いています。
気が向いた時にクレートトレーニングをしていますよ。
クレートのマンション!
では、次からクレートトレーニングの簡単な方法を紹介します!
クレートトレーニングしよう!
用意するもの
■クレート
■トリーツ
※トリーツとはおやつや好きなおもちゃなど、ワンちゃんのモチベーターとなるものです。
クレートトレーニング ステップ1
ワンちゃんが見てるところで、クレートにトリーツを入れましょう。
その次に「ハウス!」と言いながらワンちゃんを離すと、ワンちゃんはトリーツが欲しいのでクレートに入っていきます。
クレートに入ったら十分に褒めてあげましょう。
クレートトレーニング ステップ2
ワンちゃんが見ていないところで、あらかじめトリーツをクレートに入れておきます。
「ハウス!」と言うとワンちゃんはクレートにトリーツが入っていることを認識しているのでクレートに入っていきます。
この時も、たっぷり褒めてあげます。
クレートトレーニング ステップ3
ここからはトリーツをクレートに入れませんが、手に持っておきましょう。
「ハウス!」のコマンドでワンちゃんはクレートに入っていきます。
クレートに入ったら即座にトリーツをあげながら褒めてあげましょう。
クレートトレーニング ステップ4
ステップ3と同じ要領ですが、ワンちゃんがクレートに入ったらクレートの扉を閉めます。閉めた状態で扉の隙間などからトリーツをあげてたっぷり褒めましょう。
クレートトレーニング ステップ5
この時はすでに「ハウス」のコマンドと「クレートは良いところ」という認識ができていますので、少しずつ待機の時間を伸ばしていきましょう。
お散歩や運動後の疲れている時などに行うと良いですよ。
トレーニング大成功!
ひとつのクレートで待機することもできました。
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テキストと写真:web担当 成井