今回は「興奮しやすい犬を落ち着かせる方法」をご紹介していきます!
愛犬がわちゃわちゃしやすかったりすぐに吠えちゃったりする方のお役に立てばうれしいです。
ミックス犬「さくらちゃん」は興奮しやすい子。
ちょっと興奮したら落ち着かせて…
これを繰り返します。忍耐忍耐!
興奮しやすい犬は問題行動が出やすい
興奮しやすい犬は刺激に過敏になっていることが多いので、吠えやすくなります。
また興奮状態だと狩猟本能が全開になっていることも多く、オモチャなどを破壊したりする子も多いです。
オモチャならまだしも、家具やコンセントをかじられるのはまずい!
心身に悪影響を及ぼす場合も
興奮しやすい状態は、犬自身の心身の健康にも影響が起きやすいです。
興奮している状態とは「イライラしている」状態と同じ。
人もイライラしていると気分が良くないですがそれと同じで、非常にストレスが溜まりやすい状態です。
ウェブ担当成井の愛犬「さくらちゃん」は興奮や過度の緊張をしたときに「てんかん」の症状が出やすくなるとのこと。
てんかんの発症を抑えるためにも、様々な「興奮しない」取り組みをしているそうです。
興奮しやすいとお散歩中にも困ってしまいます
他の犬を見ると興奮する子いますよね。
相手がよく知っている犬なら問題ないのですが、よく知らない犬ですと「喧嘩を売られた」と受け取られる場合があり、相手のワンちゃんの心理状態を乱してしまうこともあります。
興奮しやすいと言うことは相手にも良くない影響を与えてしまうことがあるのです。
それでは興奮の抑え方を説明していきます
まずは飼い主さんが落ち着くこと!
愛犬が興奮しやすい場合は、飼い主さんが落ち着いていることが何よりも大切です。
人が慌ててしまい「ダメ!ダメ!」と繰り返し言ったりわちゃわちゃと動いてしまったりするのはよくあること。
でも余計に興奮を引き出してしまうので要注意です!
また褒め方も、高いトーンで大袈裟に褒めるのではなく、低いトーンでゆっくり褒めるなど、人が落ち着くことは大変重要です。
エネルギーを発散させましょう
活動的な犬種の場合は慢性的に運動不足になってしまっていることもあります。
その場合は満足のいくよう、適切に運動欲求を発散することが重要です。
興奮してきたら「オスワリ」「フセ」!
興奮してきたら「オスワリ」や「フセ」をさせましょう。「オスワリ」「フセ」をすることによってわんちゃんも一呼吸おくことができ、気分が変わる効果があります。
しっかり待つようにフセしてもらいましょう。
これらは落ち着いているときにできても、興奮状態の時にはなかなかできないことが多いもの。
普段からどんな状況や環境であっても飼い主さんの指示で「オスワリ」「フセ」ができるよう、練習を積み重ねておきましょう。
「興奮したら遊べないよ」作戦!
「興奮してきたらいったん遊びを中断し、落ち着いたらまた遊ぶ」ということを繰り返します。
遊びを中断すると、たいていのわんちゃんは自ら落ち着くので、落ち着いたらすぐに遊びを再開するようにします。
初めはほんの数分、あるいは数十秒の遊びになるかもしれませんが、興奮してきたら、飼い主さんもグッとこらえて、興奮のピークに達する前に直ちに遊びを止めてみましょう。
例えば、30分遊ぶとしたら、3分ごとに休憩を入れながら遊ぶイメージです。
いったん興奮すると落ち着くのにとても時間がかかるので、ピークに達する前というのが非常に重要です!
「大興奮したら楽しい遊びが終わる」と学習すれば、自ら興奮をコントロールできるようになってきます。
どちらも初めからできる子は少ないと思うので、根気よく愛犬に合った方法で、日頃から練習してみてください♪
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動物看護士、愛玩動物飼養管理士。
過去には、盲導犬の子犬を育てるパピーウォーカーの経験もあり。