お仕事や学校で長時間家を留守にするおうちはもちろんですが、「長時間留守にしない」というおうちでも、お買い物したりなど人の様々な用事で私たちの愛犬は必ずお留守番をします。
なのでお留守番ができないと困ってしまいますね。
今回はお留守番のトレーニング、中でも「飼い主さんにべったり」な愛犬のトレーニング部分を中心に説明しています。
愛犬が安心してお留守番できると、人間もとっても安心できますよね。
愛犬がリラックスしてると飼い主は一番嬉しいー♡
クレートトレーニングをしておこう!
お留守番中はクレートやケージで待機できると人も愛犬も安心します。
クレートトレーニングはオフィシャルサイトのコラムに書きましたのでぜひ読んでくださいね。
そもそもクレートとかケージって何?のお話はこちら
クレートトレーニングの具体的な進め方はこちら
お留守番トレーニングとクレートトレーニングは一緒にやると効率が良いですよ!
それではお留守番トレーニング、スタート!
ケージで待機することを理解すると、眠くなったら自分からケージに入ります。
用意するもの
★オモチャ(コングのようなオモチャまたはかじるタイプのオモチャ)
★クレート、ケージなど犬の居室となるもの
1stステップ オモチャに集中させてみよう
今回活躍するのがかじるタイプのオモチャ。愛犬にオモチャへ集中してもらいます。
この「集中」というのがミソ。
常に飼い主を意識している子は、この時ばかりはオモチャを意識しているからです。
「飼い主以外のものに集中する」習慣をつけてあげましょう。
最初は愛犬のすぐそばに飼い主さんがいる状態で行ってください。
離れてしまうと「このオモチャが出るといなくなっちゃう!」ってなってしまうので気を付けましょう。
「楽しくオモチャをかじれるし飼い主さんが見守っている極上の時間!」
お留守番トレーニングの第一歩は「飼い主以外のものに安心して集中する」トレーニングです。
飼い主にずっとついてくるような子は分離不安になりやすいので「飼い主から物理的な距離があっても心配いらないよ」ということをこれによって学んでいきます。
2ndステップ ちょっと離れてみよう
オモチャに夢中になっている間、いつもよりほんの少し距離をとってみましょう。
例えば
1.常に膝に乗っている子なら数センチ転がしてみる
2.常に触れている子ならちょっとだけ離れてみる
と、この程度です。
人が常に見ている環境なら、こちらで紹介したペットボトル等を使う遊びでも良いですね!
この「ほんの少し」とは、例えば
1.常に飼い主にべったりの子であればちょっとだけ離れる
2.その次に別な部屋に一瞬行ってすぐに戻る
という程度です。
毎日ちょっとだけレベルを上げていきながら楽しみましょう。
3rdステップ 徐々に距離を伸ばそう
1日1回でもこの「オモチャタイム」を続けていると、だんだんワンちゃんがそれを楽しみに待ってくれるようになってきます。
そうなってきたら、オモチャを少し離れたところに転がしてあげましょう。
犬は「動くもの」に本能的に反応するので、より一層このオモチャが好きになります。
そうやってちょっとずつ「飼い主さんが遠くにいても安心して集中できる」時間を作っていきます。
この子のページは二部屋構成!
4thステップ クレート、ケージを使おう
慣れてきたらケージやクレートにオモチャを入れてみましょう。
すぐにでてくるかもしれませんが、そのうち「オモチャに集中したい」から、しばらくクレート内に入っていてくれるようになります。
上にも紹介しましたが、こちらの記事でクレートトレーニングを説明しています。
5thステップ 距離と時間を増やして行こう
ここまできたら、もう距離や時間を伸ばしていくだけです!
愛犬がリビングにいるのであれば、リビングの扉の外に出てすぐに入る、トイレにいってすぐに戻る、玄関の扉を出てすぐに戻る、玄関の扉を何度か開け閉めする、玄関を出て5分経ったら戻る…といった感じです。
急にレベルを上げず愛犬が気づかない程度に、不安にならないようにじりじりとレベルアップしましょう!
どのステップも「愛犬が不安にならない」が重要!
このトレーニングで重要なのは「飼い主さんは今はいないけどちゃんと戻ってくる」って思ってもらうこと。
それを理解できれば愛犬はお留守番できますし、理解できなければお留守番中ずっと泣いていたりストレスで破壊行動をしてしまうことも。
それでは「留守番ができる」とは言えないしかわいそうですよね。
愛犬が不安に思わないように気を付けて楽しくトレーニングしましょう!
今回はお留守番トレーニングの説明をしましたが、いかがでしたでしょうか。
我が家は2頭いますが、それぞれトレーニングの進み方が全く違ったので、愛犬に合わせてストレスなく進めていきたいですね。
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。