さあさあ、暑い夏がやってきました!
全国的にすでに30度を超えて、まだ梅雨のはずなのに毎日のように太陽が照りつけ、すでにお散歩難民になってる方が多いと思います。
(かくいう私がそうです…)
熱中症についてはこれまでもいくかコラムで書いてきました。
まずは屋内の熱中症の基本。抑えるべき点をまとめました。
こちらは屋内の熱中症対策。熱中症の原因から対策まで、上記に書いていないことも書いています。
とはいえ、暑さに強い体づくりもとても大切。「暑熱馴化」と言って、徐々に暑さに慣らす方法をご紹介しています。
夏場でも役立つのでぜひ読んでください。
そして今回は熱中症になりにくい身体を維持するためのポイントをまとめました。
水分補給をしっかりと!
置き水はマメに変えてあげましょうね!
自分から十分に水を飲んでくれる犬もいますが、自分からあまり水を飲まない犬は慢性的な水分不足であることが多いです。
特に夏場は暑さでパンティングをし、口から水分が逃げていきますので余計に水分不足になります。
身体から水分が不足すると熱中症になりやすいので、できるだけ水分を補給させてあげましょう。
できるだけ運動する!
体内の水分を保持してくれているのは筋肉です。運動不足によりその筋肉が減ってしまうと、やはり体内の水分が不足しがちになります。
また運動は免疫力も高めてくれますので、暑くて大変ですが早起きしてお散歩に行くなど、できるだけ運動させましょう。
屋内でのエクササイズなども効果的です。
屋内のエクササイズをご紹介します!
屋内のエクササイズは普段の生活にも取り入れると遊びの幅が広がりますよ!
運動は、何も外で走り回るだけではありません。
人間だってジムで筋トレしますよね?それと同じように、正しく筋肉を使えばしっかり運動することができます。
(もちろん外で走ることは別な運動になりますので涼しくなったらいっぱい走りましょう!)
キャバレッティごっこ!
キャバレッティとは元々乗馬の言葉で、等間隔に並んだバーを触らずにまたいで通ることで足の感覚を強化したり歩き方を覚えたりするものです。
これを犬のためのエクササイズとして取り入れている方は多いです。
特にシニア犬は脚が上がらなくなってしまうこともあるので、できるだけこういった遊びを取り入れたいですね。
やり方は、数本の棒を横にしたものを並べ、犬が脚をあげないと通れないようにします。
一点だけ気をつけるのは、愛犬が面倒くさがってぴょんぴょん飛び越えてしまわないこと!
人間がやってみるとわかるのですが、ジャンプして飛び越えても脚の筋肉は鍛えられません。
人と犬が棒を挟んで正面にいると愛犬はジャンプしやすいので、ゆっくり歩いてこられるように横について、鼻先のトリーツでコントロールする感じにするとゆっくり歩いてくれます。
それをしばらく続けると「歩くものなんだな」と理解してくれます。
横歩きや後ろ歩きなど変わった歩き方を取り入れる!
横歩き(サイドステップと呼ばれます)や後ろ歩き(バックステップと呼ばれます)は特殊な脚の動かし方をするので、しっかり筋肉を使わないとできません。
バックステップの教え方は比較的簡単で、トリーツで愛犬を押し込むようにすれば少しずつ形になってきますよ。
一方のサイドステップは、通常犬がやらないいわゆる「カニ歩き」なので結構工夫が必要です!
「犬がヒールポジションについて、人が右にずれると犬も一緒に右にずれる」というのをひとつの完成形として練習するときも、同じくトリーツを手に持ってそれをルアーにして歩きます。
この状態で水色の矢印、つまり右側に少し移動して、犬もぴったりとついてくる。
これが難しいー!
でも最初のうちは、後ろ脚がどうしても「後からついてくる」ような格好になり、綺麗なサイドステップにはなりません。
ですので、サイドステップの足運びの練習として、前足を何かに乗せて、犬が回転するようにトリーツを動かし、それを軸に後ろ足が動く…という方法があります。
例えばこんな感じです。
何かやっていると必ずチビも遊びに来る(笑)
前脚を軸に、後ろ脚が右側に丸く回るように練習します。
最初のうちはかなりぎこちないと思いますが、ちょっとでも動いたら褒めてトリーツ、を繰り返せば少しずつできるようになりますよ!
なお、こういう変わった動きは犬種と個体によって得て不得手にかなりの差があるので、焦らずゆっくりやってみましょう。
そうそう、こういう「練習のための練習」みたいなのも愛犬と息が合っていないとなかなかできないですから、気がついたら楽しくて夢中になっていることもあります!
暑い夏、涼しい屋内でついついうだうだしたくなっちゃいますが、人も犬も運動不足になりがち。
水分をたっぷり補給して楽しくエクササイズして愛犬と一緒に人も健康増進しちゃいましょう!
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。