愛犬と長く生活していると、歳を重ねていきやがてシニア期に入ります。
私も、我が家のチビ犬との生活は11年、チビは11歳!
まだまだ長く元気で健康に暮らしてほしいと思っています。
そこで今回は、シニアになって変化してくることをまとめてみました。
ハイシニア犬(超高齢犬)になると介護などが必要になってきますが、今回はその前の一般的なシニア犬について気をつけることを書いていきます。
私の経験の中で、我が家のチビの変化も挟んでいますのでぜひ参考にしてください!
シニアって何歳から?
個体や犬種により異なりますが、だいたい7歳ぐらい(超大型犬は5歳ぐらい)からプレシニア期に入り、小型犬や中型犬は10歳以上、大型犬は8歳以上、超大型犬は6歳以上がシニアと呼ばれるようになります。
※シニアの定義は諸説あります。
※老化については個体差が大きいです。
元気そうに見えても老化は進んでいるよ!
まだまだ元気そうだし、毎日見ているから飼い主さんは小さな変化に気づきづらいのですが、プレシニアに入ると少しずつ老化していきます。
人間も10代20代の頃は一日中体を動かして遊んで、多少の徹夜もそれほどダメージを受けなかったりしても、40代をすぎると若い頃のような体力はなくなり、50代を過ぎると完全に体がついて行かなくなり、疲れもなかなか取れないし若い頃のように遊ぶ気力もなくなる。
…当たり前ですね^^;
愛犬も、見た目にはあまり変わらないように見えても、身体の内側は少しずつ衰えていきますので、それに合った過ごし方をさせてあげましょう。
シニア犬の運動で気をつけること
体力を消耗させないようにしよう
愛犬が走り回り、ボール遊びをいつまでもする…。飼い主さんにはとても幸せなことですよね。
でもシニアになったら少し遊ぶ時間を加減してあげましょう。
愛犬は自分の体力の消耗に気づかず興奮して遊んでしまっている場合があり、心臓や臓器に負担がかかります。
腱や筋肉も衰えているので損傷してしまうこともあります。
我が家のチビは障害競技をしていましたが、8歳ぐらいからハードルに足が引っかかったり、自分のスピードに筋力がついて行かずにコケてしまうことが出てきました。
やはりその時に引退を考えました。無理をさせるわけにはいきませんから。
お散歩は無理なく行こう
お散歩中に寝てしまうことも…(笑)
愛犬のペースでお散歩してあげましょう。
シニアになってもお散歩はなるべく普段通りにいきましょう。
脚を使わないとどんどん筋肉が落ちてしまうし、お散歩で様々な刺激を脳が受けることは脳の活性化につながるからです。
でも、暑さや寒さ、気圧の変化に弱くなってくるのは犬も人も同じ!
暑すぎる日、寒すぎる日はお散歩を控えて過ごしやすい時間に少し歩くだけでも全然違いますよ。
我が家のチビ犬は、お散歩は1回30分を複数回行く形にシフトしています。
1回に長時間行っても飽きてしまうようだし、途中で疲れてしまうこともあるからです。
必ず楽しい時間にして、お散歩に意欲を持ってもらうのもシニアは大切!
気候の変化に気をつけよう
上にも書きましたが、温度や湿度、気圧の変化にものすごく弱くなります。(個体差はあります)
目に見えるものではないのでわかりづらいですが、予め「そういうものだ」という知識を得ておくと何かあったときに対応できますよ。
例えば、呼んでも愛犬がなかなかハウスから出てこなかったけど、その日はたまたま気圧の急上昇があった、などということもあります。
愛犬の行動が普段と違うときに、気圧や気温などをメモしておくと意外と関連していたりします。
※明らかにおかしい場合は獣医さんに連れていってあげてね!
普段の生活に遊び(トレーニング)を取り入れていこう!
目が不自由でも呼び戻しはできます!
もちろん座れや伏せもできるよ♪
昔のように体力がなくなったぶん、愛犬との触れ合いが少なくなったり、愛犬が退屈になってしまうようでは申し訳ないですよね。
そんな時に愛犬との遊び(トレーニング)を積極的に取り入れていきましょう!
「もうシニアだし学習しないんじゃ…」いえ、そんなことはありません、犬は一生学習してくれるんですよ^^
毎日少しずつ楽しくやれば生活のとても良い刺激になります!
目や耳が不自由になってもトレーニングは楽しい遊び!
トレーニングをしてきてよかったなあ、と思うのは、チビの目が不自由になっても、コマンドで遊べることです。
人と犬のコミュニケーションが少なければ人が犬に遊びを提供してあげられる幅はもっと少なかったと思います。
ですので、競技などやらなくても、トレーニングをするのは犬のために本当にお勧めです!
こちらの記事に犬の学習についても詳しく書きましたのでぜひ読んでみてください。
身体のメンテナンスもしてあげよう!
愛犬が飽きない程度に毎日少しずつ。
もちろん若い頃からやるといいですよ!
もちろん若い頃からやっているのが望ましいですが、やってない飼い主さんはこれを機会にマッサージ等をしてあげることをお勧めします。
マッサージはツボを刺激するものやTタッチと呼ばれるもの、リンパマッサージなどいろいろあります。勉強して知識をつけることが望ましいのですが、愛犬を撫でるだけでも心身への効果がありますよ。
リンパマッサージは以前ここでご紹介したので、ぜひ読んでみてください。
今回の記事はいかがでしたか?
愛犬がシニアになったら、シニアになったからこその愛犬との触れ合い方が楽しいということを今実感しています。
もちろん病気も増えてくるし大変ですが、それも含めて愛犬との生活。
少しでも愛犬が楽しく暮らせるように飼い主さんも日々を楽しみましょう!
ミニピン×チワワのミックス、シェットランドシープドッグと暮らす。
愛犬とドッグスポーツやディスクの大会に出場し、決勝進出も多数経験。
アクティブな犬との生活を楽しむ。