こんにちは!スタッフ岩間です。
今回は愛犬の健康を守るお話です。
私の愛犬ロンは、実はちょっと大きな怪我をしたことがあります。
今では大丈夫だけど、
当時はハラハラドキドキでした。
愛犬「ロン」の膝の怪我について
今から数年前のことです。
私の愛犬、アメリカンコッカースパニエルのロンが広場で元気に走っていた時、突然、後ろ脚を上げて歩くようになりました。
急いで病院に連れていくと、膝にある前十字靭帯が損傷している可能性があるとのこと…。
前十字靭帯の損傷は、場合によって手術も必要なほどの怪我です。
その時ロンはすでにシニアに差し掛かっていたので、年齢を考慮して手術はせず、消炎剤の治療や運動制限を行いました。
数年後の今では問題なく歩いていますが、当時は患部をかばいながら後ろ脚はケンケンをするように歩いていました。
とてもかわいそうで申し訳ないことをしたと、私もとても辛かったです。
犬は関節疾患が多いといわれています
犬の靭帯損傷は、どんな子にも起こり得る怪我です。
そして犬の脚の疾患で多いといわれているのが「パテラ/膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」や「股関節形成不全」で、いずれも関節の病気です。
普段の生活で関節に無理な力がかかっていると発症/悪化したりするそうなので、愛犬自身の状態やおうちの中の環境を整えてあげましょう。
愛犬の脚を守るための工夫
①体重のコントロール
人も犬も太り過ぎは厳禁!
肥満になると、脚は適正以上の重い体を支えなければならず、靭帯や関節に負荷がかかります。
もし「太っているかも」と思われた場合は、体重を減らしてスリムな体型になってから、徐々に運動量も増やしてあげましょう。
愛犬にとってちょうど良い体型は、上から見た時に適度なくびれがあって、胸のあたりを触った時に薄い脂肪の下の肋骨に触れることができる状態。
↓こちらのコラムに詳しく書きましたのでぜひ読んでください!
↓気軽に始められるダイエットはこちら!
↓ダイエットのためのドッグフードの考え方はこちら!
②家の中で滑らない工夫を!
我が家はフローリングなので
ジョイントマットを敷いています。
犬にとって、フローリングのようなツルツルした床はちょっと厄介。
歩く時に滑ることによって、体に変な力が加わり関節や靭帯にも負担を掛けます。
毎日の生活の大半を過ごす家の中では、マットやカーペットなどを敷いて愛犬が快適に歩けるようにしてあげましょう。
階段は脚への負荷が高いので
こんな風に滑り止めをすると
犬も人間も安心安全です!
③年齢に合わせた適度な運動をしよう
適度に運動をすることによって筋肉を強くすることができます。
筋肉が強くなると、靭帯や関節を筋肉が守ってくれるので運動はとても大切ですね。
とはいえ、体ができあがっていない子犬や、体力が衰えてくるシニアに突然激しい運動をさせるのはNGです。
普段からの運動量や年齢を考慮し、愛犬の様子を見ながら「少しだけ負荷がかかる運動」をしていきましょう。
シニアの子や普段運動をあまりしない子には、お散歩時に上り坂を加えてみることも、筋力アップにオススメです。
この辺りも色々とコラムで書いていますよ。
↓普段からできる、脚の筋トレはこちら!
↓ひと工夫でお散歩が楽しくなります!
今回は愛犬がいつまでも元気に歩けるために、普段できるちょっとしたポイントをお伝えしました。
シニアになると、今まで蓄積されてきたちょっとした負荷が一気に出てくるタイミングがあるようです。
若い愛犬と暮らしている皆さんも健康寿命を延ばしてあげられるよう、シニアになる前からできるケアをしてあげてくださいね!
元家庭犬ドッグトレーナー。ドッグライフカウンセラー、愛玩動物飼養管理士。
アメリカン・コッカースパニエルとポメ×パピヨンのミックス(ともにシニア)と暮らす。
愛犬も、毎日事務所へ出勤中。